1 2017年 03月 17日
以前ローマ帝国について書いたことがあるが、西ローマ帝国は400年代に滅亡した。 西ローマ帝国が滅亡した主たる原因はゲルマン民族の大移動だったと言われている。 ゲルマン民族とは北ヨーロッパからやってきたゲルマン語を話す民族である。 「蛮族」と呼ばれることもあるが、分かりやすく言えば「野蛮人」ということである。 野蛮とは、文明・文化に対立する概念であり、文化の開けていない状態あるいは乱暴で礼節を知らないことを言う。未開や粗野と同義。しばしば自身を「文明」と称する人々によって相手に付けられるレッテルとして用いられる。野蛮だとされる民族は「蛮族」と呼ばれる。 (今日の日本では未開の地やグンマーなどと言われている群馬県なんか当てはまりそうですね!?だから「未開の地」という呼称に怒った人もいるわけですよ) しかしやがてその蛮族であるゲルマン民族はヨーロッパ全土に広がり各地を支配するようになる。 西ローマ帝国の滅亡からゲルマン民族がヨーロッパを支配した時代までを「中世」と言っている。 中世は「暗黒時代」とも言われる。 何故暗黒時代なのか? ゲルマン民族の支配によって古代ギリシア・古代ローマの偉大な文化が衰退・停滞したからだという。 知的でもアカデミックでもない馬鹿な体育会系というような感じに思われていたのではないだろうか。 史上最大とも言える広大な帝国を作り上げたモンゴル帝国の遊牧民なんかも同じように思われていたかもしれませんね。(巻き込まないでくれ?) ヒトラーやナチスはゲルマン民族の優位性を信じていた。(ヒトラーがゲルマン民族だったかどうかはともかくとしてゲルマン民族にはヨーロッパを支配したという動かぬ実績がありますからね) ユダヤ人に「馬鹿な体育会系」と言われたことに憤慨したのか(そんなこと言ってませんよ?)、ナチスはオリンピックに力を入れ、青少年団体の加入を義務付けた。やがてこれがドイツの兵力を支えていく。 近代キリスト教・カトリック(あえて近代と言う)は、このゲルマン民族の大移動とともに拡大していき、ゲルマン民族が支配者になることでその地位を動かぬものにしていったのである。 つまりカトリックとゲルマン民族は切り離すことが出来ない。中世・暗黒時代の主役はカトリックとゲルマン民族なのである。 何故に中世の話なんか始めたかと言うと、ホスピスのルーツがあるからである。 ホスピスとは、元々は中世ヨーロッパで、旅の巡礼者を宿泊させた小さな教会のことを指した。そうした旅人が、病や健康上の不調で旅立つことが出来なければ、そのままそこに置いて、ケアや看病をしたことから、看護収容施設全般をホスピスと呼ぶようになった。 旅人とは主にゲルマン民族で、教会とはカトリック教会だったのではないだろうか。 古代―中世―近代 中世は輝かしいルネサンス時代の到来をもって終焉を迎えた。 輝かしいルネサンスとは何か? ルネサンス(仏: Renaissance)は「再生」「復活」を意味するフランス語であり、一義的には、古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動であり、14世紀にイタリアで始まり、やがて西欧各国に広まった(文化運動としてのルネサンス)。また、これらの時代(14世紀 - 16世紀)を指すこともある(時代区分としてのルネサンス)。 宗教改革も同じ時期であり、1500~1600年代(14-15世紀)頃。それによりカトリックは窮地に陥り、プロテスタントが興った。 大航海時代は1400~1600年代(15-17世紀)。 こうして世界の中心はヨーロッパ本土からイギリスやアメリカに移っていくことになる。 ルネサンスに後に来るのは啓蒙時代。大きく分ければ現代もここに属する。 聖書や神学といった従来の権威を離れ、理性(悟性)による知によって世界を把握しようとする思想運動の時代。 中世に学問の中心であった教会や大学にかわり、フランス王立アカデミーやロイヤル・ソサエティなど国家の支援を受けた研究機関が、この時代には人文学、自然学ともに学術の中心となった。こうした動きは中央だけでなく、地方にも及んでいる。アカデミーは学者や芸術家に年金を支給して生活上の保護を与え、あるいは年報を刊行して発表の場を与え、また懸賞金をかけて特定の主題を提示し論文を募集し、学芸の振興を図った。 権威者的には、保守的なのが絶対君主、上から近代化を指示するのが啓蒙専制君主となる。 近代化は国民の総意だとするのが立憲君主!? そしてここに大きな問題が立ちはだかる。 古代から近代の流れは退化なのか進化なのかということである。 多くは退化であるとの認識を持っている。唯物主義では進化と捉える。 人の一生の前半は進化で、後半は退化!? さてはて。 ■
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by yumimi61
| 2017-03-17 11:50
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Canon EOS kiss Digital N EF-S 18-55/F3.5~5.6 II USM 上記のカメラレンズで撮影 (一部、コンデジや携帯カメラ) =contact= little.by.little@nifty.com =my another blog= いつかの空 記事ランキング
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