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2017年 04月 24日
日本国憲法の秘密-459-
ソニーの盛田夫妻の子供達が通った学校は、ニューヨーク・マンハッタンのアッパー・イースト・サイドにあるSt. Bernard's School(男子校)とNightingale-Bamford School(女子高)であった。
どちらも名門私立高である。
アメリカ東部にはセブンシスターズと呼ばれる7つの名門私立女子大学(1つはハーバード大学に吸収された)があるが、ニューヨークのアッパーイーストに在る7つの名門女子校もセブンシスターズと呼ばれ、ゴシップガールのモデル校となったNightingale-Bamford Schoolはそのうちの1つである。
大学とその下の学校のセブンシスターズは別物。

名門私立高では日本の幼稚園年長学年(キンダーガーテン)から高校3年生(12年生)までの13年一貫教育を行っている所が多い。
アッパーイーストのセブンシスターズは全て13年一貫教育、日本で言うところの小・中・高一貫教育である。
一方、St. Bernard's Schoolが含まれるアッパーイーストの名門男子校は8年生(日本の中学2年生)までという所が多い。
それ以降どうするのか言えば、多くはボーディングスクールに進学する。
ボーディングスクールは、思春期から大人への過渡期(日本の中学3年生~高校3年生)の4年間の教育を行う全寮制私立校。男女共学である所が多い。
難関大学受験を目指す子供もいるが、どちらかと言うと、規則・礼儀・自立・協調・コミュニケーション・体力を重視した「エリート教育」が行われる。
Think differentタイプではないかもしれない。
アメリカにもThe Ten Schoolsと呼ばれる10の名門ボーディングスクールがあるが、イギリスやスイスのボーディングスクールに行く子もいる。
スイスのボーディングスクールには世界中から富裕層の子弟が集まり、アメリカやイギリスの名門大学に送り出されている。
富裕層の子弟が行くくらいなので(富裕層の子弟しか行けないように)学費は当然高い。
北朝鮮の金正恩労働党委員長や暗殺された異母兄・金正男氏もスイスのボーディングスクールに通っていたと言われる。


話は脱線するが(時間がかかりそうですか?)、群馬県太田市にぐんま国際アカデミーという日本人相手に英語で授業を行う小中高一貫校があることを以前何度か書いたことがある。(私立なのに市長が関わっていて税金が投入されたということで一時期問題視された)
ぐんま国際アカデミーには英語に慣れるために幼稚園児が通うプレスクール(プリスクール・幼稚園ではない)があるが幼稚園児の教育は行っていない。
前橋にBe English Academyというキンダーガーテンコースを持つインターナショナルスクールがある。
その学校のホームページに「ぐんま国際アカデミー初等部、群大付属小学校、開校以来合格率100%」と書いてある。(合格率100%というのは通った子が全員受かったということではなく、受けた子が全員受かったという意味ですよね?)
それはともかくとして、特徴の1つとして「日本赤十字社の加盟校―群馬県の保育施設の中ではじめて日本赤十字社(青少年赤十字社)の加盟校となりました」と書いてある。


日本赤十字社(青少年赤十字社)の加盟校というのはご存知でしょうか?JRCという名前で聞いたことはないでしょうか?
優しさや思いやりを学び国際人を育むことを目的に(!?)、加盟している幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校がある。
赤十字のホームページによれば、現在約1万3000校が加盟していて約303万人の青少年赤十字メンバーがいるそうである。
会長は学校長であることが多く、指導者は教員や保育士である。
日本赤十字社では活動のための資料提供、赤十字の全国的・国際的組織を活用した便宜供与や学校間連携の支援、希望する加盟校の教員や生徒向けの研修などを実施しているが、指示や通達によって学校内の組織を拘束することは一切ないとのこと。何をするかは自由裁量だそうである。(加盟はどうですか?忖度とかはありませんか?)
実は群馬県は加盟校が多い。小・中・高合わせて557校が加盟しておりメンバーは15万人を超える。
私が若かりしころ通った学校も加盟校で私も活動したことがある。
(小中高いつだったか忘れたけど、交流会か研修会かなにかで高崎経済大学に行って大学生のお兄さんお姉さんに優しくしてもらったことを覚えている)
首都であり、人口が最多で群馬県より1000万人以上も多く、当然学校数も多く近隣県からも通学する子もいるであろう東京都はどうかと言えば、加盟校は群馬よりも少なく544校である。
西の都(?)大阪府の加盟校は450校ほど(資料がやや古く2010年)。
群馬よりも80~90万人くらい人口の多い広島県での加盟校は291校。
群馬の3.5~4倍の人口数(750万)である愛知県の加盟校は1005校。
赤十字発祥の地(?)の熊本県での加盟校は253校。(人口は群馬よりも10万人くらい少ない)
都道府県別一覧がなかったので全部は調べれませんでした。あしからず。
でも群馬の加盟校は多いと思われる。しかしながら幼稚園・保育園で加盟している所がこれまで1つもなかった。これはこれで珍しい現象。
そんな中、Be English Academyが群馬の幼稚園・保育園で初めて加盟したということなのである。



校章に十字が入るSt. Bernard's School(男子校)と、『ゴシップガール』のモデル校Nightingale-Bamford School(女子高)は、兄弟姉妹校ということである。
『ゴシップガール』でもそんな感じで描かれている。
St. Bernard's School(男子校)が文学に強い学校ということなので、出版社三省堂創業一族出身の盛田夫人の影響かと書いたが、紹介したのはアメリカの証券会社スミス・バーニーのソニー担当役員だったそう。

当時スミス・バーニーは米国預託証券(ADR)を発行していた。
現在ADR発行を引き受ける預託機関(預託銀行)は、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、JPモルガン、シティバンク、ドイツ銀行といった大手銀行によって占められているそうである。
こうした預託機関が外国企業の現地で株式を取得し、その株式を担保に預託証券を発行する。
その預託証券をアメリカの証券取引所に上場させることで、通常の米国株式と同じようにアメリカの投資家が自国通貨(ドル建て)で売買できるようになる。
早い話株式と同じであるが、制度上株式と言うわけにはいかない。

株式とは株式会社の社員権である。間違っても社員証ではない。出資者や株主であることを証明する券(現在はデータ)。
企業は資金調達のために株式を発行するので、株式会社は誰かに多額の借金がある会社と言い換えることも出来る。
株主は企業に利益が出れば配当という恩恵(利息のようなもの)を受けることが出来るほか、株は売買が可能。
持っている人にとっては価値のある(お金と交換可能な)「有価証券」であるが、その価値は永久に保証されてはいない。
何故かと言うと、会社に利益が出るとは限らず、株式の取引(売買)も株価(時価)によって行われるからである。
出したお金が必ず戻るとも限らない代わりに、出したお金よりも戻ることもある。他人の借金でギャンブル、マネーゲームしているというわけ。
企業の価値も株価(時価総額)で比較されるようになるので、株価が上がれば必然的に企業価値も上がる。
しかし株価は噂や雰囲気レベルでも上下する。企業価値は噂や雰囲気でも変動するということであり、実態があるようなないような。

広く株式売買を可能にするには証券取引所に上場(株式公開)させなければならない。
日本には東京、名古屋、福岡、札幌の4ヵ所の証券取引所がある。「東証」が有名ですね。
約3500社が上場していて、上場企業数はムンバイ(インド)、トロント(カナダ)に次いで世界第3位だとか。
アメリカの証券取引所は、ニューヨーク証券取引所、ナスダック証券取引所、アメリカ証券取引所の3つ。

ニューヨーク証券取引所
世界一上場審査が厳しいとされ、上場企業数は約2,800社。そのうち外国企業は約460社(47の国・地域)が上場している。
日本の三大証券取引所とは異なり、企業規模などによる市場指定(第一部・第二部など)は行ってはいない。大規模企業の上場が多く、日本企業では1970年にソニーが上場して以来、2016年12月現在13社が上場している。


上場日本企業(上場の早い順)
ソニー、ホンダ、京セラ、三菱UFJフィナンシャルG、NTT、オリックス、トヨタ、キャノン、野村HD、NTTドコモ、みずほフィナンシャルG、三井住友フィナンシャルG、LINE

パイオニア、TDK、日立、パナソニック、クボタ、コナミHDなどは上場を廃止した。
ニューヨーク証券取引所は企業に厳正なコーポレートガバナンス(企業コントロール)を求めるため、その対策費にかなりの経費が費やされるという。
あげく上場しても企業にメリットがなければ無駄ということになるわけだ。
上記にあるようにソニーが1970年に上場で、次が1971年のパナソニックだった。そのパナソニックが上場廃止となり、1977年上場のホンダが2番目の古参となっている。

ナスダック証券取引所
ニューヨーク取引所よりも中小企業やベンチャー企業が多い。
またナスダックは世界で初めてコンピュータネットワークを導入した取引所でありIT企業や情報関連企業が多い。
世界的大企業となったインテルやマイクロソフトといった企業もナスダックに上場している。
三洋電機もこちらに上場していた。


盛田家がアメリカに渡った1960年代にはソニーはまだアメリカの証券取引所に上場しておらず、ADRが発行されアメリカ市場で資金調達していたのである。

スミス・バーニーは1998年にソロモン・ブラザーズと合併「ソロモン・スミス・バーニー」となった。
ソロモン・ブラザーズは1980年にアメリカ有数の投資銀行に成長したが、1987年のブラックマンデーと1991年の不正スキャンダルで地に落ちた。
そんなソロモン・ブラザーズとスミス・バーニーをくっつけたのは、かのウォーレン・バフェット氏である。
その後シティグループの傘下となり、2009年には「モルガン・スタンレー・スミス・バーニー」となり、さらにその後、モルガン・スタンレーがシティ保有の株式を買い上げたらしい。

ソニー(出井CEO)が出資して「マネックス証券」を設立したのが松本大氏(テレ東の女性キャスターとご結婚されましたね)。→過去記事
かつてソロモン・ブラザース・アジア証券にいたそうで、現在は東証の取締役でもある。

ちなみにソニーの平井現CEOは国際基督教大学の出身である。









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by yumimi61 | 2017-04-24 15:22