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2017年 04月 25日 ( 1 )

学校、特に名門私立校は保護者にとっても子供にとっても人脈づくりの場として非常に重要である。
勉強なんか別に出来なくてもいいの!
一種のサロンみたいなものである。奥様の役割も大事。
PTA活動が嫌だなんて言うのはしがない庶民の証のようなものである。

上流階級に社交は欠かせない。(→「少なくともあなたより上流よ!」・・・上流違い)
社交界とは、王族、貴族、上流階級の名家などの人々が集い、社交(交流)する場のこと。
それゆえ、歴史的には、爵位や称号など勲章や地位を持たぬ者は、基本的には出席することができない集まりだった。
知的で洗練された会話や振る舞いをすることが求められ(国際儀礼第一級)、各国間での高度な外交や交渉事や、政治や経済の方向性や流れなどが、あたかも世間話のように決められている歴史的な場でもある。欧米では、社交界に初めてお披露目をすることをデビュタントと称する。

ヴェルサイユ宮殿などフランスの宮廷に起源を持つサロンが有名である。明治時代の日本でも社交界を育てるため、鹿鳴館が造られ、華族文化が開花した。現代日本においても、皇族、旧華族、名門家、政治家、高級官僚、財界人、各国要人(VIP)、外交官・大使、名士などが集う"社交界"があり、夜会(パーティー)などが催されている。
近年、セレブリティー(著名人、セレブタント、成金など)らが集うパーティーやイベント等が、ほぼ同義の意味で、多くのメディアで報道されたりするが別物である。


中世の王侯貴族たちの戦勝大宴会や、宮廷舞踏会が社交界の原型です。
19世紀に入ると民主主義が台頭したフランスにおいても、社交界が盛んでした。なぜなら社交界は、上流階級が社会に権威を誇示するために必要だったからです。豪華になればなるほど、注目を浴びておのれの階級差を知らしめました。
王政が廃止され、階級制度が無くなったはずのフランスの社交界が、イギリス以上に華やかだったのもそのためでした。


1950~1960年代にアメリカ社交界の華だったのがベイブ・ペイリー。
通常は社交界の華であればよいわけで、野に咲く花である必要はない。
上流階級では目立つことは良しとしない(古風な?)価値観みたいなものがある。
「寄付しま~す!」と言って寄付するのではなく誰も知らないところでこっそりしてこそ根っからのお金持ちというわけ。やたらに表に出てこない。その神秘性と相まり雲の上の存在となる。(だからロックフェラー3世の名前はなかったのか!?)
しかしベイブ・ペイリーという人はファッションアイコンでもあった。
社交界のお嬢様のみならず、庶民までもがそのファッションを真似ようとした。
このベイブ・ペイリーの旦那様(再婚)がユダヤ人でCBSネットワークの創設者で億万長者のビル・ペイリーであった。
盛田夫妻は子供達を通わせた学校における交流でビル・ペイリーを紹介されるに至る。
そしてそのビル・ペイリーからロックフェラー3世夫妻を紹介されたようである。


『ゴシップガール』で主人公たちがよくコーヒー片手にたむろっていた場所がメトロポリタン美術館入り口前の階段。
盛田一家が渡米して借りたアパートはそのメトロポリタン美術館の向いにあった。
アパートと言っても高級アパートである。
盛田一家が借りた部屋はもともとウクライナ出身のユダヤ系ヴァイオリニスト・ネイサン・ミルスタインが住んでいたところであった。
10を超える部屋があり広々としていたというから日本の「アパート」から思い浮かべるそれとは全く違う。
ミルスタインがパリに数年滞在することになったため、ニューヨークのその住居を家具など込みでそのまま借りることになった。
一般的な駐在員が暮らせるような住居(金額)ではないが、億ションが珍らしくないアッパー・イースト・サイドにおいては随分良い話だったのではないだろうか。
とはいってもそこは単なる駐在員盛田家住居となっただけでなく、社交の場として用いられたというから、アメリカ進出の命運がかかった会社だと思えばまあそんなものかもしれない。

背が低く見劣りがして英語もろくに話せない爵位や勲章も持たない一駐在員の日本人が社交の場に出て行っても有り余る成果があるとは思えない。
知らない人が一人でいる盛田昭夫を見たら普通に小さなおじいさんである。(もっとも当時は若かったはずだが)
女の人だって同じであろう。着物だけで勝負できるわけではない。
ホームパーティを開き、上流階級の人々を招いて、家族ぐるみの交流をはかる。
それならば日本人であるという物珍しさやデメリットはメリットにもなり得る。それをよく分かっていたのかもしれない。
とはいっても普通は気後れするだろうから、それが出来たのは夫妻の天性の素質と家柄なのかもしれない。










by yumimi61 | 2017-04-25 13:40