by and by yumimi61.exblog.jp

やがてそこに。


by yumimi61
プロフィールを見る
画像一覧

2017年 09月 26日 ( 1 )

愛媛県今治市は何十年も前から学校誘致を続けてきたが、手を挙げる学校なり法人はなかった。
獣医学部という条件で誘いに乗ったのが加計学園である。
愛媛県今治市は12年前から加計学園ありきだったと加戸・前愛媛県知事が証言したけれども、この加計学園ありきは別に問題ない。
(大した証言ではないので報道しなかったと受け取ることもできる)
愛媛県今治市は獣医学部設置母体が加計学園であることを隠していたわけではなく、それを明記して構造改革特区や国家戦略特区に申請してきたのだ。
申請は加計学園ありきでなければ(どこか請け負う事業者がなければ)進まない話である。
だからヒアリングや陳情に加計学園の担当者が含まれていたとしてもそれも全く問題ない。具体的なことが分かる人がいたほうがいい。

問題があるのは獣医学部や獣医師の現況を無視した「獣医学部ありき」だったということ。
これについて加戸・前愛媛県知事は証言しなかったし偽りの証言もした。
「獣医学部ありき」という条件を今治市に提示したのは加計学園である。


国家戦略特区というのは1つの事業を1つの事業者が行うことを目的とはしていないので提案を軸に膨らませていき、また特区に指定された後には特区としての事業に相応しい事業を行う意思のある他の事業者の公募も行われている。
国家戦略特区は区域の認定である。区域の中には事業がある。
この制度自体が申請された1つの提案をぼかしてしまうようになっているが、愛媛県今治市の区域指定の大元には「加計学園による獣医学部新設」提案がある。
つまり「獣医学部ありき」と「加計学園ありき」は重なっている。
愛媛県今治市を区域指定するということは「加計学園による獣医学部新設」を認めたことに他ならない。
言い換えれば「加計学園による獣医学部新設」なくして指定はなかったということ。

この区域や事業の選定や認定は諮問会議で行われ、意思決定の場に関係省庁の大臣や責任者・担当者は参加していない。
参加させると自分達が望む方向には決まっていかないから、それらを無視して半ば強引に話を進める。
その諮問会議の議長は他でもない安倍首相であり、会議議員を自身の擁護者で固めている。

愛媛県今治市の区域指定には、①獣医学部の新設が妥当かどうか、②大学学部の新設が適切且つ適材適所か、獣医学部を新設する学校として適切且つ適材適所か(大学学部認可)、この2つの問題をはらんでいたわけである。
①の部分を嘘の言い訳や誤った現状評価を用いて強引に推し進めた。
残るは②の学校認可の問題。
保育園なら必要に迫られてということもあるが、大学が未認可では箔が付かない。国家試験受験資格を諦めたとしても未認可大学では・・・ここをどうしてもクリアする必要があった。


2009年9月‐2012年12月 自民党が野党になる
2009年10月 「株式会社政策工房」設立(会長・高橋洋一、社長・原英史)
2012年12月 安倍内閣誕生(再登板)
2013年9月 国家戦略特区第1次指定地域のヒアリング
2013年12月 国家戦略特別区域法施行
2014年1月 国家戦略特区 第1回諮問会議
2014年3月 国家戦略特区 第4回諮問会議 ※この会議で1次指定区域案が提示された
2014年5月 国家戦略特区 第1次区域指定

2015年1月 「株式会社特区ビジネスコサルティング」設立(顧問・高橋洋一、石津賢治、社長・松島凡) 
2015年4月2日 今治市の職員が首相官邸を訪問
2015年6月4日 今治市が国家戦略特区に申請(加計学園による獣医学部新設を提案)
2015年6月30日 「日本再興戦略 2015」が閣議決定される
2015年8月6日 内閣府が今治市の大学建設用地を視察 ※1
2015年8月17日 安倍首相と加計孝太郎・加計学園理事長がともにゴルフ ※2
2015年8月28日 国家戦略特区 第2次区域指定


※1 経済産業省と併任で内閣府にて国家戦略特区を担当していた藤原豊・地方創生推進事務局審議官も現地視察に出向いていた。「総理のご意向」という言葉を文部科学省に伝えたのは藤原審議官でしたよね?


※2 安倍首相が8月15~20日まで山梨県鳴沢村の別荘で夏休みを過ごしていた。8月17日のゴルフは「富士桜カントリー倶楽部」にて。メンバーは上記2人の他、高橋精一郎・三井住友銀行副頭取、本田悦朗・内閣官房参与 がいた。


2015年10月20日 国家戦略特区諮問会議(第16回)・・今治市はまだ議題に上らず ※3
2015年11月27日 国家戦略特区諮問会議(第17回)・・3次指定についての話あり ※4
2015年12月15日 国家戦略特区諮問会議(第18回)・・3次指定区域案提示 ※5
2015年12月24日 クリスマスイブ 男たちの悪巧み…(?) ※6
2016年1月29日 国家戦略特区3次区域 指定(決定)


※3 3次指定区域についてはまだ議論されていない。最後に「国家戦略特区の今後の進め方」が確認されている。進め方を提示しているのは諮問会議議員の民間有識者(秋池玲子・坂根正弘・坂村健・竹中平蔵・八田達夫5名連名)。
1、「新3本の矢の1本目(強い経済)」の実現に向けて
- 「岩盤規制改革の工程表」を踏まえた規制改革の加速化 -
・ アベノミクス第2ステージが始まるに当たり、「新3本の矢の1本目(強い経済)」を実現するため、従来の「第3の矢」の柱である「規制改革の総仕上げ」が必要。

e0126350_15494408.jpg


※4 国家戦略特別区域担当大臣であった石破茂より「国家戦略特区の3次指定について」提示されている。
○ 「『日本再興戦略』改訂2015」(平成27年6月30日閣議決定)等に基づき、本年内に「国家戦略特区の3次指定(地方創生特区の第二弾)」を実現する。
○ 本年春から秋に規制改革事項等の提案のあった43の地方自治体(別紙参照)のうち、夏にヒアリング済みで追加提案のないものを除く全自治体について、特区ワーキンググループにおいてヒアリングを実施中。
(11月12日から20日にかけて4日間、30件。)
○ 指定は、下記(1)の国家戦略特区の基準によるが、特に、エ)について、下記(2)の基本的考え方を適用する。
(1)国家戦略特区の指定基準(基本方針(平成26年2月25日閣議決定))
ア)区域内における経済的社会的効果
イ)国家戦略特区を超えた波及効果
ウ)プロジェクトの先進性・革新性等
エ)地方公共団体の意欲・実行力
オ)プロジェクトの実現可能性
カ)インフラや環境の整備状況

e0126350_15560044.jpg



※5 この会議で広島県・愛媛県今治市が3次指定候補として初めて登場した。国会の答弁で安倍首相が「指定された2016年1月まで知らなかった」と答えていたが、どんなに遅くてもこの時には知っていなければならない。
よって虚偽答弁である!

1.広島県・愛媛県今治市
2.東京圏
3.福岡県福岡市・北九州市

(注) 本方針については、「国家戦略特別区域基本方針」(平成26年2月25日閣議決定)及び「『日本再興戦略』改訂2015」(平成27年6月30日閣議決定)に即して定めるものとする。
1.対象区域
広島県及び愛媛県今治市
2.目標
「しまなみ海道(西瀬戸自動車道)」で繋がる広島県と今治市において、多様な外国人材を積極的に受け入れるとともに、産・学・官の保有するビッグデータを最大限に活用し、観光・教育・創業などの多くの分野におけるイノベーションを創出する。
3.政策課題
(1)創業人材を含めた高度外国人材の集積の推進
(2)雇用ルールの明確化によるグローバル企業・新規企業への支援
(3)地場製造業や新たなホスピタリティ・サービス産業の活性化
(4)スポーツ・教育面における国際交流拠点の整備
(5)観光分野における先進的な「自治体間連携モデル」の推進
4.事業に関する基本的事項
(実施が見込まれる特定事業等及び関連する規制改革事項)
<雇用・労働>
・ 多様な外国人受入れのための在留資格の見直し【家事支援、創業】
・ クールジャパン外国人材の就業促進
・ 技能実習制度の拡充
・ 高度人材ポイント制度の拡充
・ グローバル企業等に対する雇用条件の整備【雇用条件】
・ 官民の垣根を越えた人材移動の柔軟化【官民人材】
<都市再生・まちづくり>
・ 「道の駅」の設置主体(地方公共団体等)の民間拡大
<教育>
・ 国際教育拠点の整備(獣医師系(ライフサイエンスなどの新たに対応すべき分野)) 
<医療>
・ 臨床修練制度を活用した外国人医師の診療所における診察【外国医師診療所】
<その他>
・ 小型無人機による公共インフラの保守管理など



※6
e0126350_16450473.jpg

左から、加計孝太郎(学園理事長)・高橋精一郎(三井住友銀行副頭取)・安倍晋三(首相)・増岡聡一郎(鉄鋼ビルディング専務)。

高橋精一郎は福岡県の久留米大学付属中学・高校を経て、慶應義塾大学経済学部を卒業。旧住友銀行(1979年入行)出身。今年になって金融庁参与にも就任している。

増岡聡一郎も慶應義塾大学経済学部を卒業(1985年)。
三菱地所に勤務した後、増岡グループ企業へ。
増岡家は広島県呉市で増岡組を創業した一族。増岡聡一郎の祖父が創業者。
一族は三菱グループ企業と関係が深いご様子(三菱の企業に入社した者が複数いる)。
増岡聡一郎の母親は、日本銀行→日本輸出入銀行総裁となった古澤潤一(佐賀県出身)の娘。
古澤潤一の妻は鳩山由紀夫元首相の祖父でやはり首相経験者である鳩山一郎(岡山県出身)の娘。










[PR]
by yumimi61 | 2017-09-26 12:15