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2018年 02月 12日
日本国憲法の秘密-669- (外貨準備と貿易について)
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Benedikt Hayum Goldschmidt/ベネディクト・ハイム・ゴールドシュミット(1798–1873)は、フランクフルトに設立されたBischoffsheim, Goldschmidt & Cie bank(ビショフスハイム・ゴールドシュミット銀行)の創業者であった。
この銀行は1863年にオランダ貯蓄信用銀行となり、現在は総資産額でユーロ圏最大のBNPパリバとなっている。

彼の3人の息子は1893年にフランクフルトの銀行を閉じてフランクフルトを離れた。
そのうちの1人は、フランスを経由して1895年にイギリスに移住した。
・Adolphe Benedikt Hayum Goldschmidt/アドルフ・ベネディクト・ハイム・ゴールドシュミット(1838–1918)
 ドイツのフランクフルト→フランスのパリ→イギリスのロンドン

移住に伴い英語名を採用してゴールドシュミットからゴースドスミスにした。
彼の息子はイギリスで政治家になった。(1903年25歳で地方議会議員→1910年32歳で国会議員→1918年40歳まで)

Francis Benedict Hyam Goldsmith/フランク・ベネディクト・ハイアム・ゴールドスミス (1878-1967)
億万長者の実業家であり、イギリスの保守党の政治家である。1910年から1918年まで下院議員を務め、その後フランスとイギリスで高級ホテル王となった。
1904年から1910年にフランクは、教育と特別支援学校に大きな関心を示し、多くの委員会で活躍し、市政改革党にむち打っていた。また、ユダヤ人の多くの慈善団体に関与し、ロシア帝国からのユダヤ人の移住に関わる団体を支援して、ユダヤ人保護委員会の移住委員会のメンバーになった。

※特別支援学校について
アメリカ合衆国やヨーロッパ諸国において、日本の「特別支援教育」に該当する概念はSpecial Needs educationである。ただし、広義のSpecial Needs educationの対象は『通常の教育課程では十分な教育効果が望めない』ものとして、障害のある児童に限らず、学習能力が著しく高い児童(ギフテッド)や外国人移民も含まれる。


ユダヤへの迫害は紀元前の歴史から見られるものでとても古く、到底ナチスに始まったものではない。
では何故そこまでユダヤ人は迫害されたのかと言えば、原因となっているのは「選民」であろう。
ユダヤ人は神に選ばれて特別な契約を結んだ民族であるという。
この思想はトーラー(モーセ五書)の中に最初に見出され、後のタナハ(旧約聖書)で詳述される。

タナハはユダヤ教の聖典。旧約聖書はユダヤ教のタナハを元に書かれたキリスト教の正典である。
また「旧約聖書」という呼称はイエス誕生後を描いた新約聖書を持つキリスト教の立場からのもので、ユダヤ教には旧約という概念はなく唯一の聖典(聖書)である。

"今、もしあなたがたが、本当に私の声に聞き従い、私の契約を守るなら、あなたがたは全ての国々の民の中にあって、私の宝となる。全世界は私のものだから。あなたは私にとって祭司の王国、聖なる国民となる"(出エジプト記 19章5, 6節)

"主があなたがたを恋い慕って、あなたがたを選ばれたのは、あなたがたがどの民よりも多かったからではない。事実、あなたがたは、全ての国の民のうちで最も数が少なかった。しかし、主はあなたがたを愛されたから、また、あなたがたの先祖達に誓われた誓いを守られたから"(申命記 7章7, 8節)


ノアーセムーアブラハムーイサクーヤコブ(イスラエル)

ヤコブの子(男子)がユダヤ人の始祖となったということである。
ヤコブの子(男子)は12人いて、これがユダヤ(イスラエル)12部族の始祖となった。
後世において、この12部族のうち10部族の行方が分からなくなってしまう。 「イスラエルの失われた10支族」と言われている。
一説には日本に来た部族があるのではないかと言われている。
行方が分かっているのは、レビ族(祭司)、ユダ族、ベニヤミン族だそうである。
ユダ族がユダヤ人の祖ということではなく、12人全部がユダヤ人の祖である。

①ルベン(レア)   ヨセフを殺すことを止め、穴に投げ入れることを提案。ビルハと姦淫し、長兄の権利を与えられなかった。
②シメオン(レア)  妹が汚されたことに激怒し町を襲った。ヨセフに敵意。残忍さの天罰に1週間ほど右手が不自由だったことがある。
③レビ(レア)   妹が汚されたことに激怒し町を襲った。後に祭司一族となる。
④ユダ(レア)   ヨセフを殺すことに反対し、商人に売ることを提案し売った。ユダの子孫からイエスが出る。
⑤ダン(ラケルの召使ビルハ
⑥ナフタリ(ラケルの召使ビルハ
⑦ガド(レアの召使ジルパ
⑧アシェル(レアの召使ジルパ
⑨イサカル(レア
⑩ゼブルン(レア
⑪ディナレア) 
⑫ヨセフ(ラケル)  兄達によって商人に売られる。エジプトへ。 
⑬ベニヤミン(ラケル


イエス・キリストはユダ族の出身。元はユダヤ教のユダヤ人なのだ。
イエスとキリスト教がなければ、ユダヤ人に限られたユダヤ教を多民族が信仰することは出来なかったと思われる。
当時はそれぞれの民族がそれぞれの神や宗教を信じる多神教が主流であったので、ユダヤ教が民族宗教であること自体は特段問題ではなかった。
ではなんでこんなに問題がこじれたのかと言えば、「ユダヤの宗教は神に選ばれたとか言っているらしい、何ともずるい!(または、いいなあ・・)」という人達がいたからであろう。
自分の属する民族宗教の内容(設定というか教えというか)よりもユダヤ教は光り輝いて見えたというわけである。
やはり知るということは不幸の始まりか!?

でも内実ユダヤ教は腐敗していたとかで(イエスはそう感じていた)、イエスはユダヤ教の改革者となり(ユダヤ教から見れば反逆者となった)、イエス亡き後にキリスト教(カトリック)として確立された。
キリスト教は「選民」から漏れた人達の受け皿となり、ヨーロッパは多神教の民族宗教から一神教の普遍宗教へと変貌を遂げていくことになる。
つまりキリスト教は反ユダヤから始まってはいるが、ユダヤ教に嫉妬したり憧れた人達を抱え込んだので、ユダヤ教と完全に分かつことは出来ない。
ユダヤ教無くしてキリスト教無し、なのである。

カトリックの腐敗からプロテスタントが生まれた経緯に似ているが、プロテスタントはイエス的な存在が腐敗の元になると考え、人や物への崇拝を禁止し、新たにそうした人物を立てるということもしなかった。
プロテスタントは聖書第一主義であるので、ある意味においては(旧約聖書だけなら)カトリックよりもユダヤ教寄りであるが、新約聖書のイエス・キリストが信仰の対象である以上ユダヤ教とは一線を画す。

神から選ばれた民族であり、他民族を導く使命を持つというユダヤの思想は、民族的なエリート意識に繋がり、世界を導く使命感を持たせている。
「神から選ばれた」という話が本当であっても全くの創作であっても、例えユダヤ人に悪気がなくてもあっても、どちらにしてもその手の類の話は他者に嫌われる要素を多分に持っているものである。
ユダヤ人が「選民」を受け入れた時点で迫害という運命からは逃れようがなかったのだと思う。

上に書いたフランク・ゴールドスミスはイギリスで特別支援学校に大きな関心を示したそうだが、欧米の特別支援学校は日本のように障害のある児童に限らず、学習能力が著しく高い児童(ギフテッド)や外国人移民も含んでいる。

ギフテッド(英: Gifted, Intellectual giftedness)は、先天的に、平均よりも、顕著に高度な知的能力を持っている人のこと。または、先天的に、平均よりも、顕著に高度な知的能力を指す。
ギフテッドは、外部に対する世間的な成功を収めることではなく、内在的な学習の素質、生まれつきの学習能力を持つことを指す。
ギフテッドは、英才児、優秀児、天才児などと和訳されているが、日本では、そのような子供を「飛び級できるような賢い子」という一面でしか捉えられておらず、誤解が生じている。そのため、本項では、英才児、優秀児、天才児などと和訳せず、「ギフテッド」と呼称する。ギフテッド (gifted)は、贈り物を意味する英語の「ギフト (gift)」 が語源であり、神または天から与えられた“資質”、または遺伝による生まれつきの「特質」と言える。「ギフテッドの才能を伸ばす」という言い方はできる。しかし「こうすればギフテッドになる」とは言わない。
ギフテッドは早期教育や、他人よりも早く多く習得する先取り学習によってギフテッドに成長するようなことはない。


この説明を読んだだけで「選民」に通じるものを感じてしまう人がいるのではないだろうか。

欧米では、ギフテッド=「神様が特別に選んで優秀にさせた、ギフトを授けた」という認識が広まっている。街や会社や学校など地域社会レベルで、良い影響を与えられ、それぞれの分野で社会を良い方向へ導く存在となりうる潜在能力を備えた存在である為、ギフテッド教育がさかんである。ギフテッドを社会で育て、そして社会全体がその還元を受けるという認知が進んでいる。

ユダヤ人が迫害を受けてきた歴史を思えば欧米においても(特にヨーロッパにおいて)ギフテッドがそんなにたやすく受け入れられるとは思えない。
但しイギリスは今日においても大規模な階級社会を維持していて草の根レベルで根付いている国なので、諦めというか悟りというかの寛容さ(?)が他の国より進んでいて、それに乗じて却って自分に合った居場所的なものを確保しやすいのかもしれない。

しかしながら寛容さというものはリベラル(左派)に通じていく。
伝統的に左派は人権のような普遍的価値を重んじて平等を目指す。
彼らの敵は特権階級のもたらす不平等や不公平である。
だからこそ特権を持たない労働者の立場に立つのだし、人種差別や性差別などのない「リベラルな社会」を推進しようとする。
その「普遍」と「平等」は、「民族宗教」や「選民」というユダヤ人(ユダヤ教)の成り立ちや主張と真っ向対立するものとなるので、寛容さやリベラルが進むと結局同じような結果となる。
言い換えると、ユダヤ教やユダヤ人を潰したいならばリベラルを推し進めれば良いということになる。


日本は受験システムにより、テストの採点結果のみが高く評価され、欧米社会の様な本人の持って生まれた高い知性、想像力、独創性、洞察力、芸術性などの才能や資質能力を伸ばし受け入れ還元される社会システムや環境そして認識が整っていない。逆に、特異で高度な資質が排他や妬みの対象になりやすい懸念もある。

日本国内においてギフテッドの定義が浸透しないのは、欧米の機会平等主義に対して日本が能力平等主義であること、一人一人の人間が天・神によって創られているという欧米の宗教観に対して日本では血にこだわる素朴遺伝観が強いといった差が要因にあると言われている。この相違点は氏か育ちか論争にも繋がる。

現在の日本社会にそぐわない知性論そのものを周知させることが、常に逆差別や感情論などを引き起こし議論を停滞・誤解させる危険を伴う。また「ギフテッドは生まれつき」という概念を浸透させるには、血にこだわり建前として能力平等を前提とする日本社会において遺伝子論争や優生思想を避けては通れないため、ギフテッド・プログラム導入には非常に慎重にならざるを得ない。





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by yumimi61 | 2018-02-12 16:07