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2018年 07月 19日 ( 2 )

続続続・気温

気温が39℃とか40℃を記録したとか言うと、1日中(あるいは昼間はずっと)そんな温度だったように感じてしまうが、その温度は一瞬です。一瞬というのは大げさかもしれないけれど。

例えば昨日の気温。岐阜県の多治見で40.7℃の最高気温を記録。
この多治見というのは、ずるいずるいと言われた館林と似たような環境(消防署の駐車場)に設置されている。ちなみに館林は移設しました。
それにしても小数点以下の違いを各地で争うことにどれほどの意味があるんだろうか。歴史的価値?観光的価値?

話を戻すと、多治見の40.7℃は14時30分の測定値。
だが毎時の測定値を見ると、40℃代の数値は見ることが出来ない。
14:30前後を見ると、14時が39.5℃で、15時が39.2℃である。
とはいっても39℃代だって人間にとって暑いことには変わりない。
しかしながら14時から14時30分の30分間で1.2℃気温が上昇したが、14時30分から15時の30分間で1.5℃下降している。
多治見の場合は毎時でみると後は順調に下降して1日の終わり24時には28.5℃だった。

館林はどうか。
15時36分に昨日1日の最高気温38.9℃を記録したが、15時が38.1で、16時も38.0である。37℃代は14時のみ。

前橋。
15時36分に昨日1日の最高気温38.1℃を記録したが、毎時でみると38℃代はない。12時が37.0℃、13時が37.4℃、14時も37.4℃、15時も37.1℃である。

東京。
11時18分にに昨日1日の最高気温35.3℃を記録したが、毎時で見ると35℃代はない。
11時に34.0℃だった気温が、18分後には1.3℃上昇して35.3℃の最高気温を記録している。
だが12時は33.9℃であり、1.4℃の下降。15時までは僅かながらの下降を続け、15時に再び上昇し34.3℃となる。16時も34.1℃である。
17時には32℃代に下降。
東京は夜も23時~24時、3時~4時に上昇がみられ、なぜそこで上昇するのかいまひとつよく分からない上昇が見受けられる。
♫ NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one~?


■多治見 
最低気温  26.6℃(5:00)
最高気温  40.7℃(14:30)
1時気温 28.8℃
24時気温 28.5℃

■館林
最低気温  27.0℃(4:51)
最高気温  38.9℃(15:36)
1時気温 28.1℃
24時気温 28.8℃

■前橋
最低気温  26.9℃(5:29)
最高気温  38.1℃(13:16)
1時気温 28.6℃
24時気温 29.5℃

■東京
最低気温  26.7℃(5:02)
最高気温  35.3℃(11:18)
1時気温 27.9℃
24時気温 28.3℃


細かく見ると(暑いことには変わりありませんが)測定場所も然ることながら、測定器というか測定値にどれほどの信頼を置いてよいのか、測定値の変化に意味を持たせてよいのか(数値が動く必然性が本当に存在しているのか)、ちょっと疑問に感じる数値の動きをしていることもある。
日本の狭い範囲の気温ですらそうなのだから、地球規模の気温の変化なんてとても難しいだろうと思う。


継続して調べたわけではなく、たった1日2日の気温だから単なる推測にすぎないが、東京の最高気温が出る時間は他と比べて比較的早いのかもしれない。
そこで考えられるのは風である。
東京では昨日の日中、南東方向から風が吹いており、午前よりは午後の方が幾分強めの風となっている。
午後になると南の海側から東京に吹き込む風が東京の熱を乗せて北関東まで運んでくるのではないか。

まず観測地の位置関係。
(私はこの間までアメダスではない観測所は県庁所在地にあるのだと思っていましたが、埼玉県が違ったのでそういうことではないのかもしれません)
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群馬県で東毛地区と呼ばれる南東部は関東平野の北の端である。
南から風が吹いてきた場合、北側には桐生の山と前橋の赤城山があるので、風はそこを乗り越えてはいかないのだと思われる。
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赤線は分かりやすいように私が入れたものだが、この中の風がみな群馬県方向に向いて吹いている。
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夜はそれがやや崩れる。
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by yumimi61 | 2018-07-19 23:58

続続・気温

前記事で東京と前橋の平均気温を比較した。
平均気温が高いのは東京であった。
但し1年の最高気温が高くなりやすいのは前橋のほうだった。

次の数値は各月の平均気温、6月~9月の1日の最高気温の平均、1月と2月の1日の最低気温の平均の、戦前と戦後の差。
戦前と戦後のデータの取り方は前記事に書いたのと同じ。
東京も前橋も、夏も冬も、戦後のほうが気温が高くなっていることが分かる。
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戦後に気温が高くなった理由として考えられるのは、前々記事に書いたとおり、人口増加、機械化・電化、冷房や暖房環境の変化(都市環境や住宅環境の変化)。
簡単に言えばヒートアイランド。能動的に気温を上げうる発熱・放熱要素が昔に比べると格段に高まっている。
それでも2℃くらいの上昇に留まってはいるが。
2℃と軽く言うが(言ったのは私か)、人間の体温の2℃の変化はなかなか大変である。



「熱中症」流行なので、ここでひとつ熱中症を分類しておく。
①と②が軽症に、③が中等症に、④が重症に分類される。

①熱失神 
発汗による脱水と末端血管の拡張によって、脳への血液の循環量が減少した時に発生する。
末梢血管が拡張することにより血圧が低下し体内の熱を下げようとしているのだが、それによって脳への血流が減ってしまうことで起こる。
(症状)意識消失、発汗や徐脈(1分間の脈拍数が60以下)、血圧低下が認められる。体温は正常なことが多い。
(対処)冷却療法、輸液
※失神に至らないごく軽症な場合でも、徐脈は脳に必要な血液を十分に送ることができなくなるため、眼前暗黒感、めまい、疲労感などが起こることがある。
(対処)動作を中止して日陰や涼しい場所で休む、冷却、水分補給
 
②熱痙攣
大量に発汗した時に水分だけを補給して、塩分やミネラルが補給されず不足した場合に発生する。(ナトリウム欠乏性脱水・低張性脱水)
(症状)手足のしびれ、けいれん、手足のつり、筋肉痛、筋肉の硬直など
(対処)塩分やスポーツドリンク、経口補水液(水1Lに対し砂糖40g、塩3g)を与える。
経口補水液投与、輸液。

③熱疲労
多量の発汗に水分・塩分補給が追いつかず、脱水症状になったときに発生する。(混合性脱水・等張性脱水)
脱水によって循環血液量が減少してショック状態を起こしている。臓器機能が低下して様々な症状が起こる。
体温は熱射病ほどは高くはならない。(39~40℃以下のことが多い)
(症状)頻脈、血圧低下、頭痛、めまい、吐き気や食欲不振や下痢などの胃腸症状、疲労感、頭痛、軽度の意識障害など。
(対処)対応を怠ると重症化する可能性がある。冷却しながら医療機関へ。輸液。

④熱射病(かつての熱射病と日射病)
深部体温が上昇して体温調節機能が失われることにより生じる。
治療が遅れると(治療を行っても)、脳障害が残ったり、最悪の場合死に至る。
(症状)高度の意識障害や異常行動(意識混濁、譫妄状態、意識喪失)、体温40℃以上、発汗停止、皮膚乾燥、全身けいれん。
脳機能障害、肝臓機能障害、腎臓機能障害、血液凝固障害のいずれか1つに異常が認められる。
(対処)救急車搬送、救急救命による対応が不可欠。
緊急入院で速やかに冷却療法、人工透析、輸液などを行う。


それから大人でも子供でも心疾患や糖尿病など基礎疾患を持っている人は要注意である。
熱中症を予防しようと思っての過度の塩分や糖分補給がリスクになるからである。
(一般的に心不全リスクの高い人は塩分を控えることが推奨・指示される)

それまで元気だったのに突然死した場合に急性心不全という死因が告げられることがよくあるが、急性心不全という疾患分類はなく(病態としては定義づけられている)、明確な実態は良く分からない。
高血圧、糖尿病、脂質代謝異常、風邪などの感染症、不整脈、アルコール、ストレス、肥満、睡眠不足、栄養不足や食事抜きなど様々なリスクが複合的に絡んでいると考えられる。
熱中症を発症する場合にも同じことが言えるので、水分と塩分を補給すれば大丈夫、いつも涼しい所にいれば大丈夫というわけではない(そのいつもの状態が確保できない時が危険なのだから)。
学校現場では別に暑い日でなくても運動中の突然死はあることである。頻度としてはやはりマラソン中や直後が多いだろうか。学校外だと入浴中など。
心臓検診などの対策を採っているが、完全には防ぎきれない。

幼い子供の場合には体調不良を上手く訴えることが出来ずに「疲れた」とかいう表現になってしまうことがあるので、幼い子供の「疲れた」は要注意である。
(但し子供はやりたくない時に「疲れた」と言い訳にすることも確かにある。だけどそう思い込んで訴えを聞かず何かをやらせたら実は本当に体調変化が起こっていたということもあるので要注意)
もう少し大きくなった子の場合、「足が痛い」と訴えることがある。
運動していたり歩いている時に足が痛くなったとの訴えを聞けば、「筋肉痛」とか「サボりたいための言い訳」と言いたくなりがちだが、熱中症になっているとか、風邪で発熱しているとかの場合もあるので要注意。


5月頃に気象予報士などが「まだ身体が暑さに慣れていない時期なので、この時期でも熱中症を発症するおそれがあります、気を付けましょう」などと言っているのを聞いたことがないだろうか?
言っている事自体は間違えていない、身体は暑さに慣れるということである。
暑さに慣れて対応できる身体になることを「暑熱順化」と言う。
暑い時にはいかに体温を放散させるかが鍵となる。早い話、汗のかきかたが重要となる。
暑い時には危険な状態まで深部体温を上げないために体温を放散させる、これも体温調節機能の1つである。
赤ちゃんは汗っかきというイメージが強いかもしれないが、新生児(生後28日まで)は体温調節機能が未熟なので寒さにも暑さにも弱い。
だから外から調節してあげる必要があるが、冷やし過ぎや暖め過ぎは、寒さや暑さと同じことになる。自分の身体で調節出来ないのだから過度にならないように注意が必要。
熱がこもって深部体温が上がり過ぎた「うつ熱」が乳幼児突然死症候群の原因の1つに考えられている。
このように対応を間違うと深部体温を低下させたり上昇させ、それこそ命に関わることがある。
身体の機能全般が衰えてくる高齢者も体温調節が苦手となってくる。

だが新生児期を過ぎた乳児期から学童期の成長期には体温調節機能をそれなりに鍛えてやる必要がある。(鍛えてやると言っても手順やら限度というものがあるし、これは精神論でもない)
一日中変化のない適温環境にいたり、一年中同じ室温で過ごしていたら、体温調節機能は十分に発達しない。
暑さや寒さを知らなければ、それを調節する機能も発達しない。
一度発達したとしても同じような環境にいることが長ければ衰える、退化してしまう。
幼い頃から冷暖房の整った中で育った現代の子供達はやはり比較的体温調節が苦手のようである。
そもそも現代の子供達は平熱が低い子が多い。35℃代も珍しくない。
子供の本来大人よりも体温が高めなはずであるが、その子供達の体温が低い。
「私、低体温なんです~。だから36℃も後半だともう苦しくて」なんて言ったりする子がいるが、「サボるための言い訳でしょ」で片付けられなかったする。
持って生まれた体質もあるかもしれないが、いつも冷やしている環境に順化して体温も低くなったと考えられる。あとは栄養的な問題や運動不足な状態が潜んでいたりするが。
体温を上げる環境になかったので上げることを知らない身体になってしまったということ。
このように平熱が低いあげく、体温調節機能も上手く発達しなかった人が、平年よりも、あるいは普段よりも、暑い状態の中に居続ければ、それはまいってしまうだろう。

一般的に測定するのは表皮体温。
深部体温は表皮体温より1℃ほど高い。
平熱が36℃ならば深部体温が37℃ということになる。
深部体温が40~41℃を超えたら熱中症の中等症や重症に該当し危険な状態になり得るが、平熱が低い人は深部体温ももう少し低めにみる必要がある。
だから普通の人よりも外気温の高さに弱いということにもなる。

体温は免疫とも関係している。
細菌やウイルスに侵襲された時には熱を出して対峙しようとする。
過度に負荷がかかり体温調節も出来ずに上がってしまった場合には下げなければいけないが、必要だから上げている時もあるのでなんでもかんでも熱をすぐに下げてしまえばよいというものではない。
体温が1℃下がると、免疫力は3割低下、基礎代謝は1割低下、酵素の働きは5割低下すると言われれる。がん細胞も低体温のほうが好きらしい。


体温調節機能を発達させず、例えば電気が使えないような状況に陥ったらどうするつもりなんだろうと私は心配になる。
東日本大震災(福島原発事故)の時に皆さん電気の心配をしたんですよね?計画停電であっても大変でしたよね?
あれは3月で一番暑い季節も寒い季節も外れてましたが、東北はまだまだ寒かったですね。
先日の西日本豪雨では断水による水不足が伝えられていましたが、あれが電気だったならばどうですか?
このような気候の最中に例えば東京で関東で大規模に電気が供給されない事態が起こったら、どうするつもりなんでしょうか?
それは絶対にないという確信でもおありなのかしら。
ためらわず冷房をって・・その冷房が使えない状況は、これだけ災害に襲われても微塵も考えないのでしょうか。
そんな偶然は滅多にないから大丈夫とか?

今年の1月、夫の実家のあたりで停電があったらしく、義母が「寒くて寒くてカイロを何枚も貼って凌いだけれど、停電の時間がもっと長かったらと思うと・・」と言っていた。
都内だし高齢者だしで暖房は電気器具という状況で寒い時期に停電。
単なる停電、されど停電、復旧が未定だったり長引く時には避難所を開設しなければいけませんね。でも高齢者はそこまで行くのが大変かあ。




by yumimi61 | 2018-07-19 14:59