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2018年 09月 03日 ( 1 )

Meet

のぼるひと 2018年3月10日
【男性登山者必見】 山で女性に関わるマナー
 より部分抜粋

武勇伝は相手の経歴を聞いてから

山小屋の談話室で、聞いてもいないのに自分の山の経歴をペラペラと喋るAジェントルマンさん。
Aジェントルマンさんが厳しいといっていた山は特に困難なく登れていたらしいです。また、Aジェントルマンさんの雪山体験も、ほとんど初級レベルの山域ばかり語っていて退屈だったと呟いていました。

自分の登山経歴を語って、相手女性に「凄い人っ☆☆☆」と思ってもらいたい気持ちは痛いほど分かりますが、相手が自分を上回る猛者である可能性も否定できないので、まずは相手の経歴について探りを入れましょう。

ワイルドアピールもほどほどに

夏山で縦走中の話。その日は事前の天気予報でも荒天の予報でした。
Cジェントルマンさんは談話室で自らの体験を語り始めます。
「俺は今日●●源流を越えてきたんだけど、いや~流されるかと思ったよ。危機一髪って感じかな。沢が激流になっちゃってて。俺は何とか突破したんだけどさ…」

雨天予報だったため●●源流をあえて通らず、天気が本格的に荒れる前に尾根ルートを歩いてきた山女Dさんはこう思ったそうです。
「(リスク管理できていないのかな?)」

負けを素直に認めること

登山で勝ち負けや優劣を競うのは正直意味が無いとは思いますが。
▲ヶ岳でのお話。ロードバイクも趣味としている山女Fさんは、その日も快調に歩いていたそうです。
そんな中、疲れた様子で歩いていたEジェントルマンをいつもの歩行ペースで抜いたところ…
山女Fさんは語ります。
「その人、私の顔見て女ってわかったら、すごく必死にペース上げてついて来て…」

明らかに疲れているのにも関わらず、女に負けたくないという気持ちからか一生懸命ペースを上げようとしてくるEジェントルマン…。
山女Fさんは、頑張って歩けど追いつけないEジェントルマンさんの姿を振り返り、残念な気持ちになったらしいです。

距離感が大事

山で偶然出会った男性にペースを合わされ付きまとわれた。
こういうネタを聞かされたのは決して一回きりではなく、ことごとく評判が悪いですね。

山で出会った素敵な女子と、そのまま一緒に登山。あわよくばそれで仲良くなって…という関係の確立方法というのはイケメンとか超絶コミュニケーション能力を持っている人とか、我々よりも一歩先を行く人類にのみ許される技であり、滑舌が悪くて挙動不審のディーアイ(著者)のような人間が見ず知らずの山女子とご一緒しようとすると、高確率で迷惑行為になってしまいます。

彼女たちは基本的に外面だけは良いので、こちらの話に対しては「そうですかー」「凄いですね!」とか勘違いしちゃいそうな合いの手を入れてきますが、たいていは愛想笑いを浮かべて適当に相槌をうっているだけだったりします。
その場所ではニコニコ笑って相手をしていても、下山したら彼氏や友人相手に、ボロクソ言って愚痴っていると思っていただいても差し支えありません。

ディーアイは山で女子に話しかけてもどうせ「何こいつ…キモっ!」とか思われるんだろうな~、と積極的にマイナス思考が働いて、可愛い山ガールがいたとしても自分から話しかけるようなことは絶対にしません。空気のように扱うのが基本です。
おじちゃん、おばちゃんはフレンドリーで話しかけやすくて好きです。たまにアメちゃんとかお菓子くれるし。

仲間の安全を第一に

今ではすっかりたくましくなった山女Fさんが、登山初心者だった頃の体験。
SNS登山グループの中でも“比較的”経験豊富なGジェントルマンさんは、真っ先に雪渓をスタスタ渡って、他の仲間たちに言いました
「俺の後について来い!」

パーティの中には山女Fさんと同様、ほとんど素人同然の女子も何人かいて、恐々雪渓を渡ったそうです。
幸い足を滑らせて怪我をする人はいなかったらしいですが、「怖くて全然楽しくなかった」と、山女Fさんは言っていました。

ディーアイも昔、危なっかしいのを見たことがあります。
夏、北アルプスの穂高連峰、午後、雨の後で岩が濡れいている状態で、男女2人パーティが、涸沢岳から北穂高岳へと縦走しようとしていました。
女性の方は「怖い怖い」と半べそで、涸沢岳の最初の下りでほとんど固まっていましたが、男性の方は「そこに足置いて、三点支持で!」とか、女性が冷静に話を聞ける状態ではないのに関わらず、饒舌にアドバイスらしきものをしていました。
基本的に他人の登山スタイルに口は出さないディーアイですが、さすがに女性が可愛そうだったし、小屋にたどり着く前に暗くなったり、夕立に遭うリスクも十分に考えられる状況だったので、「あなたたちにはこの道は無理なので止めてください」と、言ってしまいました。

【おまけ】 山あるあるは一般には通用せず

ディーアイ「何日も山を歩く縦走登山では、フロ入りません。何日も入らないけど基本的にみんな同じだから気になりませんね~。ハハハ。あと、冬山って凍傷になるといけないから、ウンコした後でも手は洗わないですね~。それでおにぎり食っちゃう。ハハハ」

職場の一般女子「そうですか…(ドン引き)」

山の常識は世間の非常識。
山仲間の間では当たり前と思っていることでも、山に登ったことがない人からすると信じられない行為はあるようです。

「山ってどんなところ?何をしているの?」
という質問に対して、熱っぽくペラペラと語っても、場合によっては相手から
「なんか意味のわからないことをしているキモいオッサン」
というレッテルを貼られかねないので注意です。
結局のところ、山男は黙って山に登れ。ということでいいのかもしれません…
※上記文の著者はディーアイさん。信州在住の山好きな人。



福岡大学ワンダーフォーゲル部ヒグマ事件
1970年(昭和45年)7月に北海道日高郡静内町(現・新ひだか町静内高見)の日高山脈のカムイエクウチカウシ山で発生した獣害事件。
若い雌のヒグマが登山中の福岡大学のワンダーフォーゲル部員を襲い、死者3名を出した。


『日立テレビシティ ヒグマが襲った!秘境日高山脈にみる野生の恐怖』(TBS、1984年12月29日)






上記事件は1970年のことだから、すでに50年近く経つことになる。
その間、登山パーティーがクマに遭遇して死傷したという大々的な事件が報じられたことはないが、クマに遭遇して負傷したという登山家が皆無なわけではない。
また襲われはしなかったが、クマを目撃したことは何度もあるという登山家やハイカーはいる。
近年は山菜取りの人がクマに遭遇して死傷したり、民家がある麓にクマが出没したというニュースが報じられていることがよくある。
山間地に行くと防災無線でクマの目撃情報や注意喚起がなされていることがある。
すごくクマ被害が増えたような印象を抱いてしまう。

クマは人間が食べるものは何でも食べるらしいけれど、基本的には肉食ではない。要するに人間を食物とは考えていないということ。
上記の福岡大ワンダーフォーゲルを襲ったヒグマの胃の中にも人体の肉は見当たらなかったという。

何かに興味を持つ、じゃれている、甘噛みをする、強い警戒心を抱く、ライバル視する、敵対視する、取り合いをする、怒る、ストレスなどでイライラする、急に動くものに驚いたり本能的に反応する、人間でも普通に抱く感情や起こる出来事が、大きくて重量があり野生で育ったクマに起こればそれだけで人間にとっては脅威になってしまう。

では実際どれくらい被害があるのか。(環境省の数値より)
2008~2017年の10年をみると、被害人数は少ない年(2013年・2015年)で56人、多い年(2010年)で150人だった。
もちろんこれも警察や消防や自治体などに通報されたりして把握した数である。
死者は、3人,2人,4人,2人,1人,2人,2人,0人,4人,2人である。
全国で年間に最高でも4人しか死なない。全国民をベースにして率にしたらそれこそ限りなくゼロに近い。
被害者の中の死亡者割合も10%にはどこにも届かないので、遭難者の中の死亡者割合よりも少ない。
2016年の4人は秋田県の十和利山山麓で同じ頃に被害にあってあり、同一クマの仕業と考えられている。
死亡者4人の他に3人の負傷者がいて、これが日本の記録では史上3番目(戦後では最悪)(本州では最悪)の被害である。
このクマの胃の中には人体の一部があったとか。

全国民をベースにして率にしたら限りなくゼロに近いとしても、登山者ならば山に登ってクマに遭遇して襲われて死ぬ1人2人にはなりたくないと思うはずだ。
割合の低さと人間の恐れは必ずしも一致しない。
逆も言えて割合の高さと人間の恐れが必ずしも一致するとは限らない。

ちなみに昨今はかつて盛んに着用が推奨されたクマ除け鈴の効果は疑問視されている。
音にはクマを怯えさせたり遠ざける効果はないと見られている。
実際に被害者の中にはクマ除け鈴を着用していたという人が少なからずいるらしい。
近くにクマがいた場合には却って自分の居場所をクマに知らせる、気付いてもらう役割を果たしてしまうかもしれないとか。




by yumimi61 | 2018-09-03 14:38