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2019年 10月 27日 ( 1 )

混水摸魚(7)

地震と洪水

私は2005年3月1日に「地震による洪水を恐れている夢」をみた。
これも先日2009年7月1日の『blue』という記事に最後のほうに追記した。
私は他にも浸水の夢を見たことがある。
うちの次男も幼い頃からやたら洪水を心配していた。やはり夢に見たこともあったらしい。
2005年3月1日の夢から6年と10日後に、東日本大震災があって大津波があった。そのとき次男は中学生という微妙な年頃になっており、もう多くは語らなかった。


渡良瀬川近くにある2つの断層

前記事に渡良瀬川と利根川に挟まれた大間々扇状地について書いたが、その扇状地の上部と東端に断層がある。(前記事の綿打小学校の地図に黄色線で断層を入れた)
大久保断層と太田断層である。
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■太田断層
太田断層は、群馬大学の熊原康博准教授(自然地理学)が発見し、2009年に学会で発表されたもので、2005年の夢の時には太田断層の存在のことはまだ知らなかった。
地表で確認できる長さは約18kmだそうで、地下の断層面の長さも同じと推定されている。
太田断層の断層長さに基づくと、活動時の地震規模はマグニチュード6.9 程度の可能性があり、死傷者は桐生市と太田市を中心に推定9000人となっている。平均活動間隔は不明。
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太田市の防災マップより
(赤-震度7、オレンジ-震度6強、黄緑-震度6弱)
色が付いている所が太田市。
周辺市名と川は私が分かりやすいように書き足しました。


■大久保断層
2018年6月17日(日)15時27分、群馬県南部が震源の地震が発生した。
最大震度は群馬県渋川市の震度5弱で、関東地方を中心に震度4~1を観測した。
この地震が大久保断層に関係したものと考えられている。
下図は、公益財団法人 地震予知総合研究振興会による。但し、断層の赤線と、×印の上の水色マーク(赤城山頂上の火口原湖である大沼の位置)は私が付け加えました。
×が震央。黄色い〇が震度5を観測した地点。現在は渋川市であるが、旧赤城村である。
利根川下流から見ると利根川の右側になる。赤城山西麓である。
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2011年3月11日(金)14時46分発生の三陸沖を震源とし、宮城県で最大震度7を観測した、いわゆる東日本大震災において、群馬県内で一番震度が大きかったのは桐生市で震度6弱だった。
渋川市赤城町は震度5強、赤城山の南麓にある前橋市富士見町も震度5強、太田市でも震度5強が観測された。その他、群馬県側の利根川流域である大泉町、千代田町、明和町などでも震度5強だった。


構造線とフォッサマグナ

日本列島には東日本と西日本を分けるかのようにフォッサマグナがあるという。
いわば目地である。継ぎ目。
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※紫の線は断層。大久保断層と太田断層。
熊谷の下の長い断層は関東平野北西縁断層。
東京湾の線は東京湾北縁断層。ここは沖積層に覆われている伏在断層とされてきたが、調査においてその線上にずれなどが認められなかったため、現在は活断層ではないと判断されているようである。
ただ関東平野北西縁断層と東京湾北縁断層を繋げれば、柏崎・千葉構造線と走り方が似ている。あるいは一部重なることも考えられる(地図に引いた構造線はアバウトな線である)。
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上の右図に6000mとかいてあるが、6000m級のボーリング調査が実施されたが、新しい地層の下にあるはずの古い時代の岩石に到達することができなかったという。従って古い岩石はもっと深くにあるということで、かなり深い溝である。

但しそのフォッサマグナの範囲内にあっても関東山地だけは古い岩石なのだそうだ。
そのためフォッサマグナ説をやや疑問視する向きもあるようだが、地殻変動でフォッサマグナの沈み込んだ時にそこだけ残ったのではないかということである。
関東山地というのは、秩父山地とか丹沢山地などである。1985年に日航機が墜落した群馬県上野村の高天原山(御巣鷹)も秩父山地に含まれる所である。

構造線は目地の端にあたるわけだが、上に書いた2018年6月17日に渋川市赤城町で最大震度5強を観測した地震の震央と最大震度地点はほぼ柏崎・千葉構造線上にある。
また2014年11月22日に長野県小谷村、小川村、長野市で最大震度6弱を観測した地震は、長野県神城断層地震と名付けられたが、その断層はほぼ糸魚川・静岡構造線に重なっている。
それから茨城県南部を震源とする地震もよくあるが、これも柏崎・千葉構造線近辺である。


フォッサマグナ上にある火山と大河川

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・フォッサマグナの中央部を、南北に火山の列が貫く。北から新潟焼山、妙高山、草津白根山、浅間山、八ヶ岳、富士山、箱根山などである。これらの成因の1つとして、フォッサマグナの圧縮によってできた断層にマグマが貫入して、地表に染み出やすかったことが考えられている。

・西縁の糸魚川静岡構造線上および東縁の一部と考えられている群馬県太田断層では、マグニチュード7規模の地震が繰り返し発生している。






by yumimi61 | 2019-10-27 15:45