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2019年 10月 29日 ( 1 )

混水摸魚(9)

前記事に、アスファルトには隙間を作って排水性や透水性を高めたアスファルトがあると書いた。今日走っていた道路にそれがあったので写真に撮ってきた。
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地面に近づいてじっくり観察したわけではないが、左側は普通のアスファルトと思われる。あるいは最初は隙間を作ったアスファルトだったが劣化したもの。全体が水っぽく、かなり水溜りも多い。
右は水っぽくもなく水溜りも一切ない。写真上に横断歩道が少しだけ写っているが、そこが切れ目で、左の写真はその先で撮ったものである。

あと前記事には庭の枕木のことも少しだけ書いたが、あれは雨があたる場所である。下の写真は雨のあたらない所。
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以前、群馬県で開催された何かのイベント(全国大会)で使われた県の木材(丸太材)で作ったウッドベンチがイベント終了後に安く販売されたことがあったのだが、それを2台買い、1台は雨のあたる庭に、1台はベランダ軒に置いた。雨にあたるほうのベンチは腐って今はないが、軒のベンチはまだ残っている。



河川による堆積に関係する土の種類

土の種類は主に次のように分けられる。

=粒子の大きい順=
●小石(礫・レキ) 粒径2mm以上の粒子
●砂 粒径2mm~0.074mmの粒子
●シルト(沈泥) 粒径0.074~0.005mmの粒子
●粘土 粒径0.005mm以下の粒子

粒子の大きさに幅があるものほど、安定した土壌を作りやすい。このことを「粒度が良い」と言う。
同じ種類の土でありながら多様な大きさがあるため入り組んで構成され、密な構造になりやすい。
隙間が隙間のままではなく、そこに隙間より小さい様々な大きさの粒子が入り、互い違いに縦方向に摩擦の力が生じて安定する。だけど1つ1つの粒子の間には必ず微細が隙間が出来るので水は捌ける。

「砂」や「小石(礫)」は、水はけが良い。
扇状地や川沿い(自然堤防地)に堆積するのがこれら。
上記の特徴から一般的には良好地盤であるが、液状化が問題になる。

「粘土」と「シルト」は、水はけが悪い。
川の下流や川から離れた場所に堆積するのがこれら。
粒子がもともと小さく、粒子の大きさの幅も狭いため、隙間に粒子が入りにくい。その隙間に一旦水が入ると簡単には抜けにくい。
よってこれらで出来た地盤は水を含んだ不安定な軟弱地盤とされる。
入りこんだ水は長い時間を掛けて下に移動する。(圧縮する)
そうした地に改良なく住宅などを建てる場合には圧密沈下と呼ばれる沈下が問題になる。
また地震で揺れやすい。


軟弱地盤と液状化

軟弱地盤とは、泥や多量の水を含んだ常に柔らかい粘土、または未固結の軟らかい砂から成る地盤の総称である。
その性質上、土木・建築構造物の支持層には適さない。
圧縮性が高く剪断強度が低いため、地震時には、振幅の大きな揺れや砂質土の液状化現象などの被害が発生しやすい。
軟弱地盤の分布地域は、臨海部低地や氾濫原などの地形的凹所をなす低湿地に位置することが多いため、しばしば洪水に襲われ、反乱水が長期にわたって湛水する地域でもある。
日本の都市の多くは軟弱地盤の上に発達しているため、災害時には注意が必要である。


液状化現象は、地震の際に、地下水位の高い砂地盤が振動により液体状になる現象。これにより比重の大きい構造物が埋もれ、倒れたり、地中の比重の小さい構造物(下水道管等)が浮き上がったりする。
なお、この現象は日本国内では新潟地震の時に鉄筋コンクリート製の建物が丸ごと(潰れたり折れたりではない)沈んだり倒れたりしたことで注目されたが、この地震当時は「流砂現象」という呼び方をされていた。

砂丘地帯や三角州、埋め立て地・旧河川跡や池沼跡・水田跡などの人工的な改変地で発生しやすい。近年、都市化が進んだ地区で該当地域が多いことから被害拡大の影響が懸念される。

東京都心部は、河口に位置する上、埋め立て地が多く存在するため、大地震の発生時には液状化対策が施されていない箇所で液状化現象が発生し、道路やライフライン、堤防の破損、基礎のしっかりしていない建物の傾斜などの被害が発生する可能性もある。


液状化は砂質土で起きやすい。
様々な大きさの粒子が入り組んで安定していたものが、地震で揺すられて、入り組んで固まっていたものが外され、バラバラになってしまう。
隙間は上から下に水の通り道を作っていたが、それが無くなった状態で、水が自由に移動できるようになる。こうなると下から上に動く水もあり、地中で洪水が起きているような感じ。揺れが収まると水に動いていた土の粒子と水がゆっくり分離して、先に土の粒子のほうが沈む。


住宅など建設時の軟弱地盤改良工事
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ほぼすべてが堆積平野である日本の平野で言えば、扇状地や川沿い(自然堤防地)には良好地盤がある。
しかし川の下流や川から離れた地域には良好地盤は望めない。

改良工事には当然費用がかかる。建設費に乗ってくる。
上の図では右に行くほど費用が高い。
施工技術による結果(強度)の差もある。
また右に行くほど原状復帰が難しくなるため、土地売買をする時に問題になることもある。


田んぼにトンネル

田んぼは水を張っておかなければならない時期があるため粘土質である。よって基本的に軟弱地盤に該当する。
土壌がいくら粘土質とはいっても、中に水を張っておくためには何か囲いが必要である。田んぼではそれを畔(あぜ)や畔(くろ)や畦畔(けいはん)と呼ぶ。
水田と水田との間に土を盛り上げてつくった小さな堤。水をためるとともに、境界・通路とする。
川でいうところの堤防と似ている。

この畔にモグラやオケラがトンネル状の穴を開ける時がある。(堤防や河川敷にも穴を開けることもありますよね)

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(写真出典)
http://basc.jp/zukan/?ikimono=G017(モグラ穴塞ぎ)
https://blogs.yahoo.co.jp/kawababito/16368676.html(草取りと補植)
https://akirayoshida.at.webry.info/200806/article_3.html(目的地なしのモグラは迷走する)
http://rookiefarmer.blog26.fc2.com/blog-entry-2663.html(田んぼの土手はすっかりモグラの巣)
https://www.aizawa-group.co.jp/fukagawa/agriculture/index04_04.html(ネズミやオケラによる被害状況)



*オケラ*
ミミズだって~オケラだって~アメンボだって~~~~みんなみんな生きているんだ友達なんだ~♫
と、長いこと歌ってきたわりにはオケラを知らない!という人もいるのではないかと思います。
まさか、アメンボ知らないということはないですよね?
ひょっとして、長いことどころか、もはやこの歌を知らなかったりして!?

オケラ(俗称)、正式名はケラ
ケラ(螻蛄)は、バッタ目(直翅目)・キリギリス亜目・コオロギ上科・ケラ科(Gryllotalpidae)に分類される昆虫の総称。コオロギ類の中には地下にトンネルを掘って住居とするものがいくつか知られているが、ケラは採餌行動も地中で行うなど、その中でも特に地中での生活に特化したグループである。

草原や田、畑などの土中に巣穴を掘って地中生活する。巣穴は大まかにはねぐらとなる地面に深く掘られた縦穴と、そこから伸びる、地表直下を縦横に走る餌を探すための横穴からなる。乾燥した硬い地面よりも、水を多く含んだ柔らかい泥地や湿地に多く、そうした環境の地表にはしばしば先述の横穴が盛り上がって走っているのが認められる。
成虫幼虫ともに食性は雑食性で、植物の根や種子、他の小昆虫、ミミズなどさまざまな動植物質を食べる。
収斂進化の類例に挙がるモグラと同様、運動量、代謝量が膨大であるため、水分不足、飢餓に大変弱い。水分が得られないと一晩程度で死んでしまう。

行動可能範囲をまとめると、地中を掘り進み、水上を泳ぎ、空を飛び、地上を歩くと、様々な環境に対応しており、昆虫界のみならず、生物全体から見ても、対応範囲が非常に広い生物である。


オーケストラオケラになる」という言葉がある。意味は賭博などで一文無しになること。なぜオケラが一一文無しになったかと言えば、楽器が高いからオケラの姿が万歳をしているように見えるから。一文無しでお手上げ状態ということなんだそう。
写真を載せようと思ったけれど、虫は好き嫌いが大きいと思うのでやめておきます。


上の写真の下の段の真ん中に排水枡の写真があるが、あれはコンクリート製の枡のすぐ横にトンネルが作られている。説明では「コンクリートと土の界面は、ネズミやオケラの通り道になりやすく水漏れの悩みでした」とある。
何につけ境目というのはやはりそれだけ弱い(堀り進めやすい)ということなんだろう。

*モグラ*
モグラは地下生活をするように進化した動物で、土を掘るための手およびそれを動かすための腕や胸部の筋肉が強大に発達している。そのため、踏み固められたところでも数10秒以内に自分の体を土中に隠す事が出来、軟らかい土であれば瞬く間に体を土中に没することが出来る。
このように強い掘さく力をもっているがモグラは通常硬い土壌を好まず、湿潤で柔らかく土壌層の深い沖積土などを好む。したがって河川地域の堤防や、農耕地、牧草地などでは生息数が多い。また、このようなところではミミズや土壌昆虫などモグラの餌が豊富であることも重要な要素になっているものと思われる。
巣は川岸や畑地周辺のブッシュの下、盛り土、堆肥置場などの地下に広葉樹の枯葉や枯草などで作る。
モグラの被害として、畑にトンネルを作ることによって植物の根を傷めるはかりでなく、根の下に空間を作って乾燥による枯死をまねくこと、河川の堤防や水田の畦にトンネルを掘ることによって堤防を決壊させたり、漏水を起こすこと、トンネルがネズミの通路となって畑地に誘導することにより、農作物の害が発生することなどがある。







by yumimi61 | 2019-10-29 16:50