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2019年 12月 06日 ( 1 )

GI値について

※本日(12月7日)、昨日アップした記事に少し追加しています。

食事を食べると、その食事中の炭水化物(糖質)が体内で糖になって血液中を流れる。よって食後は誰でも血糖値は上昇する。
糖はエネルギー源になるが、一部は肝臓などに貯蔵し、それでも余った分は脂肪となるため、摂りすぎると肥満に繋がる。

これらのことに合わせて、近年は「GI値」というものも注目されている。
一般には、GI値が低いほど、高血糖にはなりにくく、肥満予防や健康に良いと捉えられている。

GI値・・・Glycemic Index(グリセミック・インデックス) 
これは、食後血糖値の上昇を示す指標である。

食品の炭水化物(糖質)50gを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖50gを摂取した際の血糖値上昇率を100として、相対値で表すものである。
(ブドウ糖の代わりに、欧米では白パン、日本では白米が使われることもある)

血糖値は食後時間によって変化していくものなので、一点の測定値ではなく、食後2時間までの血糖値をグラフに描き、そのグラフが描く面積によって算出するのが正式な方法である。
GI値について_e0126350_16530110.png
(縦軸)血糖値mg/dl
(横軸)食後経過時間(分)
<計算式>GI値=試料Aの面積÷基準値Bの面積×100


健康やダイエットに関することというのは、多くの人々の関心を引く事柄であるため、良くも悪くも情報が溢れやすい。
しかしだからこそ中には間違った情報や不十分な情報、解釈を間違えていたりすることも少なくない。解釈を間違えているというのは、発信側と情報を受け取る側どちらにもあり得ることである。
前記事にはドラマの中のおかしなシーンについて書いたけれど、水とか糖とか薬などについては身近にあるものでありながら、ひとつ間違えば生命に直結することでもあるので、十分に気を付けた方が良いと思う。
これは以前にも書いたことがあるけれど、乳児のお母さんに対する保健指導で「果汁を飲ませても良い」と言ったら、果汁を缶詰のシロップだと思い込んでいて飲ませていたというケースがあった。異常な体重増加で発覚することになった。
情報発信側の常識と情報を受け取る側の常識が同じではないということは思いの他よくあることである。
前に識字率に関して読めて理解できる人がどれくらいいるかということも問題提起したが、読んで受け取る情報の場合、書いた側の意図通りに理解しているとも限らない。

GI値もその1つだと思う。


面積であることの意味と面積から出される数値が隠してしまうもの

食直後に血糖値が急上昇する食品があったとしても、その後急下降してそれが維持されれば、中程度に上昇し、その状態が維持される食品よりも、GI値は低くなる可能性がある。
面積というのはそういうことである。
ただ急上昇が全く問題にならないなんてことはない。
一方で、中程度であっても、なかなか下降してこないことも問題になり得る。
このようにGI値だけでは見えてこないものがあるということも知っておくべきである。


GI値は一定量の炭水化物(糖質)から算出される

GI値を出す時の試料(食品)の基準になっているのは「一食分」ではない。「炭水化物(糖質)50gあたり」が基準になる。
つまり炭水化物(糖質)の含有量が少ない食品であれば、炭水化物(糖質)が50gになるまでの量を準備して、被験者に食べてもらわなければならないということになる。そのために測定不可能になる食品もある。

例を出せば、
ウドン約88g、ソバ約70g、砂糖50g、スイカ約660gを比較することになる。
炭水化物の非常に少ない肉類などは実質的に測定不可能である。
例えば豚モモ肉は100gあたり炭水化物量が0.2gのため、およそ25kg摂取しなければ測定できない。
絹ごし豆腐は100gあたり炭水化物が2gなので、おおそ2.5kg摂取しなければ測定できない。
インターネット上では基準試料を表示せず、他のサイトから引用した不正確な値を掲載しているサイトが多々見受けられるため注意が必要である。

炭水化物(糖質)50gあたりで算出されたGI値が高いと思っても、一食で食べる量に含まれる炭水化物(糖質)は僅かであるという食品もあり、そうであるならば、その食品由来で血糖値はそんなに上がらないということになる。

その逆も言えて、炭水化物(糖質)50gあたりでのGI値が低いとしても、それを一時に沢山食べたら血糖値は上がってしまうのである。

GI値だけでは何とも言えない。
そこで登場してきたのがGL値。


GL値・・・Glycemic Load(グリセミック・ロード)

<計算式>GL値=各食品が含有する炭水化物の量(g)×GI値÷100

食品に含まれる炭水化物(糖質)量の違いを考慮した上で比べようとしたわけである。
だけどGL値はGI値ほど知られていないし、区別もつきにくいし、解釈も難しいし、そもそも基準がどれも曖昧だったりするので、簡単には利用できない。


実験には往々にして不都合な真実が存在する

健康状態や体格、食べ方などには個人差があるため、GI値を得るための実験の被験者によっても値は大きく変わってくる可能性も存在する。
食品の持つ特徴だけでなく、食品を食べる人間の特徴にも左右されるということである。

だから遺伝的要素や普段の食生活が大きく違う人(例えば外国人)が被験者となり出された数値がそのまま誰にでも当てはまるとは言えない。
また被験者数が少ない場合や実験そのものの数が少ないとするならば、精度や信用度はどうしても落ちる。
ネット情報で信用できるとされている(日本の企業なども利用している)データはオーストラリアのシドニー大学のものである。→http://www.glycemicindex.com/index.php

GI値の研究を行い、GI値を有名にしたのがシドニー大学と言っても良い。
オーストラリアはアメリカに負けず劣らずの肥満大国。
アメリカ、メキシコ、ニュージーランド、ハンガリー、オーストラリアで、世界第5位の肥満国。国民の3人に1人は肥満である(30%程度)。
そのため国を挙げて肥満解消には積極的で、ダイエットの手法としてGI値にも注目したわけである。
オーストラリアでは食品にGI値を表示するという運動も盛んだそうだ。
政府が積極的に取り組んだ成果が出て、健康意識は高くなったそうで、健康食品やジムなども大流行!?
日本は世界的に見ると肥満率が低いので、肥満大国だけど健康意識が上がったオーストラリアをはじめとして世界的に日本食ブームや日本への観光などが受け入れられることになった。

そうは言っても、普通に考えれば、実験にはあまりの肥満者や不健康者に参加してもらうわけにはいかないだろうと思うけれど、一体どんな人が参加して出された数値なのか。
肥満解消目的だから肥満者を被験者にしたのか。
年齢によっても差が出るかもしれない。
GI値というのはそれほどデータがない。はたしてオーストラリアの実験だけをベースにしてよいのだろうか。特に日本では公的な数値がないわけであり、ネットや食品などに表示されているデータがどこのものなのかも分からない。

公的機関がさっさと参加者の証拠隠滅を図る国では、そもそも公的な数値も信用に足るのかということにもなりますけれどもね。





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by yumimi61 | 2019-12-06 17:10