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・某会長御用達、明治アーモンドチョコレート。
私はちょうどこの間、「アーモンド入り高カカオチョコレートが身体に良いんだって」と話しているのを聞いたところだったので、そうかぁ某会長も明治チョコレート効果72% 素焼きクラッシュアーモンド派なんだなあと思っていたのですが、やっぱり昔ながらの明治アーモンドチョコですかね?

・明治アーモンドチョコと明治マカダミアチョコは透明フィルムに巻かれていなくて、最初なんとなく心細かった。軽包装は別にいいんですけれどね。

・プロモーターが用意するコンサートツアーの楽屋ケータリングも正直怖い。

・会社とかいろんな集まりでコーヒーを出したりすることがあると思うのです(これも旧習でしょうかね?)。
それで、ちょっとお偉い方のコーヒーやミルクの使用の有無やコーヒーの濃さの好み、コーヒーダメなどといったことを給湯室等にメモしておくことがあります。
だけど個人的には「今日はブラックの気分」とか、「今日は甘甘甘めが飲みたい」という時があるんですね。
だからいつも変わらず杓子定規に同じ物を押しつけるのも親切そうでいて、実はそうでもないのかなあなんて思うこともあります。

・学校の先生の家庭訪問なんかもそうだと思うけれど、仕事で家庭訪問や会社訪問した時などにお茶を出してくれることがある。迎える側ならば空茶もなにかなあと思いお茶を入れることがある。
仕事で出向いているのでお茶はいらないとは思うけれど(学校なんか予めそう通知している場合がある)、暑い日なんか思いのほか美味しかったりする(笑)。
学校から用意しないで下さいと予め通知されれば私は本当に用意しないけれど、後でうちではケーキ食べたとか聞くと少なからず動揺する(笑)。
でもお茶はトイレが近くなる問題とか、いろいろな問題もある。
訪問先で飲食しないことなどお達しが出ている場合や割り切って一切口を付けないという人もいるけれど、私はお茶を出されると全く口をつけないのも申し訳ないような気がして、全く飲まないということが出来ない。(でも逆の立場では立場が分かるので、それはそれで何とも思いませんけれど)
お茶ひとつなのに・・人間関係って難しい。



前記事では年収について書いたが、年収からは税金が引かれる。
税金を引かれ過ぎるという愚痴は、低所得者からも高所得者からも聞かれる。
税金が少ないと社会保障が危うくなり、国の赤字体質も改善されることはないが、募金や寄付やボランティアに積極的でも何故か皆さん税金というものはお好きではないご様子。
では税金はどれくらい引かれるのか。

【所得税の税率】
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「課税される所得金額」は年収のことではない。
年収から給与所得控除額と所得控除額(基礎控除・配偶者控除・扶養控除・医療控除・生命保険料控除・地震保険料控除・寄付金控除など)を引いたものが「課税所得金額」である。
サラリーマンの場合、給与所得控除額は年収に応じて決まっている。
また所得控除の基礎控除38万円は誰にでも該当する。

年収420万円のサラリーマンの場合で、所得控除が仮に基礎控除しかない場合

①年収420万円-給与所得控除額138万円(年収に応じた額)=給与所得額282万円

②給与所得282万円-基礎控除38万円=課税所得額244万円

課税所得額244万円は税率10%のところに該当する。

③課税所得額244万円×所得税率10%-控除額9万7500円=所得税額14万6500円

税額控除(住宅ローン控除など)があると所得税額からさらに控除されるが、このケースではなしとする。

④所得税額421万2,600円-税額控除(なし)=差引所得税額14万6500円

従って所得税は年間14万6500円支払うことになる。

2013年から2037年までは、所得税に復興特別所得税2.1%が上乗せされる。
差引所得税額14万6500円×復興特別所得税率2.1%=復興特別所得税額3000円(100円未満切り捨て)

14万6500円+3000円=14万9500円 ・・・納めるべき所得税

この所得税額は年収420万円の3.56%ほどである。

所得税のほかに住民税がかかる。
住民税は①の給与所得額から基礎控除33万円(他に配偶者控除や扶養控除がある人はそれらも控除)を引いた額のおよそ10%ほど。
このケースでざっくり計算すると25万円。

日本の平均所得に近い420万円の年収では、支払うべき所得税と住民税は合計で実質年収の10%ほどである。


年収1075万円のサラリーマンの場合で、所得控除が仮に基礎控除しかない場合

①年収1075万円-給与所得控除額220万円(年収に応じた額)=給与所得額855万円

②給与所得855万円-基礎控除38万円=課税所得額817万円

課税所得額817万円は税率23%のところに該当する。

③課税所得額817万円×所得税率23%-控除額63万6000円=所得税額124万3100円

この年収ならば基礎控除以外にも該当する控除が結構あると思うので、もう少し税額は下がると思うが、ここではなしとする。
従って所得税は年間124万3100円支払うことになる。

2013年から2037年までは、所得税に復興特別所得税2.1%が上乗せされる。
差引所得税額124万3100円×復興特別所得税率2.1%=復興特別所得税額2万6100円(100円未満切り捨て)

124万3100円+2万6100円=126万6100円 ・・・納めるべき所得税

この所得税額は年収1075万円の11.78%ほどである。
住民税はざっくり計算して82万ほど。
所得税と住民税合わせて年間209万円。これは年収の19%ほどである。
基礎控除以外に控除されるものがあれば、もう少し比率は下がる。

●年収が2000万円の場合
計算は省くが、所得税が430万1000円。年収の21.5%ほど。
ざっくり住民税が175万。
合わせて605万円ほどで、年収2000万円の30%ほどとなる。
こちらも基礎控除以外に控除されるものがあれば、もう少し比率は下がる。


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日本の所得税の最高税率(45%)は諸外国に比べて決して低いものではない。
しかしながら所得税は年収×税率という単純な計算で決まるわけではないので、単なる税率比較はあまり意味がない。
グラフは実効税率(実質的な比率)を比べたもの。
同じ年収で同じ税率だとしても、人によって、家族形態によって、条件によって、所得税額は変わってしまうものだが、グラフのケースは夫婦と2人の子供という家族形態。そして共働きではなく方働きのケース。それ以上の条件は不明。

日本は年収1000万以下の人の所得税は諸外国に比べて低い。
年収が上がるにつれて上がっていくが、昨日紹介したように日本では年収1000万以上の給与所得者は4%ほどしかいないのである。
大部分の人の所得税は外国に比べると少ないと言えてしまう。
イギリスやドイツでは、日本の平均年収400万円程度の人ならば、所得税だけで年収の10%を超える。

税金の他に、社会保険料(健康保険料や年金)も支払っているではないかと言われれば、まあその通りである。
そこで次のグラフは社会保険料も加味したもの。

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企業も利益に対して税金を支払い、従業員の社会保険料の半分あまりを負担している。
国民所得とは税金や社会保険料を引かれる前の国民の所得(年収)と企業の利益を合わせたものである。
日本の場合は国民や企業が稼いだお金の半分近くが税金と社会保険料に充てられていることになる。それでもヨーロッパに比べると低め。
アメリカは個人主義なところがあり国が主体の皆保険や皆年金が整備されきれていないので、社会保険料の負担が少ない。
その代わり個人や企業が保険を掛けていたりするので、個人レベルでそうした支出がないというわけではない。
保険をかけていない人は莫大な医療費で破産してしまうこともある。
社会保険料(健康保険や年金)の負担はあっても、自分や家族の医療、親の年金など、その恩恵にも与っていることも間違いない。




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by yumimi61 | 2018-07-31 14:39
テレビを見ていると「年商64億円!」などと、年商アピールしている時があるじゃないですか?
そんなとき私はついつい思ってしまうのです。「営業利益はどれくらい?純利益は?」と。

年商というのは会社や個人が1年で売りあげた金額である。経費が引かれる前の金額。
64億円の売り上げ(年商)があっても、材料費や人件費、広告宣伝費などの経費が65億円かかっていたら営業利益は出ていないということだから、事業や会社運営を見直す必要がありそうである。
64億の年商で65億円の経費で事業(本業)は1億円の赤字、だけどこの年は不動産売買で10億円得したという場合には9億円の黒字となる。そこから税金が引かれて純利益となる。
もし前から借金をしていたとするならば、その返済金も引かなければならないので、純利益はもっと減る。
「年商」では、その人が商売で成功しているのか、富裕層なのか、何なのか、さっぱり分からない。


野球選手などでお馴染みなのが「年棒」。
「年棒」は「年収」のことである。
野球選手だけでなく、年棒制を採用している会社や年棒制のサラリーマンもいる。
年棒制だからといって1年の最初にまとめて支払われるわけではなく、年棒額を12等分した額が月々支払われる。
ボーナス(賞与)が年棒の額に含まれているのか、別途出るのかどうかはそれぞれの賃金規定や雇用契約書による。
月給制の場合、月ごとに給料の見直しが可能だが(実際にはあまりないと思うが会社業績などによって途中で変更可能)、年棒制は月ごとには変えられない(1年の報酬を割ったものだから)。

サラリーマンの年棒で注意しなければならないのは残業である。
年棒は残業(時間外労働)代込だと思っている人が少なくないが、残業代は別である。
労働基準法では、法定労働時間以上の労働に対しては、年俸とは別に時間外割増賃金(残業代)を支給しなければならないことが定められている。

これまでの残業代の規定から外れてフリーになれるというのが「高度プロフェッショナル制度」(高プロ制度)である。
対象者は年収1075万円以上の専門職ということだが、専門職って?高度?っていう話である。


ともかく「年棒」は「年収」のことを言っているが、細かい違いはある。
「年収」にはボーナスも残業代も含まれる。手当ては含まれるものと含まれないものがあるが、多くは含まれると考えてよいと思う。
「年棒」にボーナスが含まれるか含まれないかはそれぞれの賃金規定や雇用契約書による。残業代は含まれないで別途支給される必要がある。
年棒はあくまでも業績や能力によって決まる報酬なので(何歳だから勤続何年だからということに縛られないもの。業績給の正反対にあるのが公務員の給与体系)、年棒制になると生活扶助的な手当てというものは削除される(そもそも出なくなる)傾向にある。


残業代というのもミソで「みなし残業(固定残業代制度)」というものがある。
給料(月給でも年棒でも)の中に予め一定時間分の残業代を含ませておく制度。
賃金規定や雇用契約書に「月〇〇時間の残業を含む」と記載されている場合には、その時間分の「みなし残業代」が支払われる。
実際の残業時間が「みなし残業」として決められた一定時間を超えない場合にも支払われるものである。
その代わり、一定時間内の残業に対しては、次の賃金が支払われない。一定時間を超えたら支払われる。

①労働基準法で定められている週40時間を超える時間外労働に対する割増賃金
②夜10時から朝5時までの深夜割増賃金
③ 休日に仕事をすることに対しての割増賃金

普通に考えればそれくらいの残業はするのが当然だと考えているから予め上乗せしてあるんだと思うし、そもそも「みなし残業代」分が基礎給から予め引かれている。もともと基礎給が通常よりも低く設定されているので、一定時間内の残業をしても給料は増えないし、一定時間に満たないのに「みなし残業代」を支払う会社も別に損するわけではない。


「みなし残業」が必要な職種は、オンオフが曖昧な外回りの営業職、自分のペースで行ったほうが効率の良い開発職や研究職など。
会社が規則で「みなし残業」を定めていて、それが労基法を逸脱したものでなければ、それ以外の職種にも合法的に適用できる。
しかしながら現実には、みなし残業分を超える残業をしても、超えた部分に関して残業代が支払われていない事例が後を絶たない。


使われる労働者にとって、そんなに美味しい話は転がっていないのが現状である。
だから雇用されている労働者が年収1000万円超えるということも実はあまり多くない。
月給50万円(年棒600万円)くらいの人がボーナスは別に年200万円くらいは支給されて、且つ残業をしっかりして1000万円を超えてくるような感じである。
すなわち高度プロフェッショナル制度の対象者はもともとごく僅かと言わざるを得ない。


年収が1000万以上の人の比率(表は年収ガイドより) 
※国税庁「民間給与実態統計調査」をもとにした数値
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調査は民間企業(源泉徴収義務者、自営業者の場合は義務者である場合とそうでない場合がある)の従業員が対象で、公務員は対象外。
全数調査ではなく標本抽出である。従業員の人数による層ごとに抽出率を定め事業所を抽出。さらにその事業所から従業員を抽出する(2000万以上の給与所得者は全数調査対象)。
例えば2016年は、標本事業所数が27,916で、回答事業所数が20,874で、回答率を計算すると74.8%ほどとなる。調査対象となった給与所得者は31万2309人。
2016年の1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与額は422万となっている。

上の表の全体の人数とは、民間企業で1年を通じて勤務した給与所得者の総数である。役員も含まれている。1年を通じて勤務したとしても日雇い労働者などは含まない。
2016年の年収1000万以上の割合は4.28%だった。
2000年頃に比べると割合は減っている。


労働基準法では「事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者又は機密の事務を取り扱う者」を時間外労働等の適用除外者に定めている。
要するに残業代が支払われない人。
今現在の年収1000万以上の人(4.28%)の中に適用除外者がどれくらいいるんだろうか。
もともと残業の適用でなければ高プロ制度には無関係である。

技術開発職など残業が非常に多く残業でかなり稼げてしまった時代には「管理職になると残業代が出なくなって給料が減る」と、下手な管理職への昇進は良し悪しな雰囲気があった。
でも一応「管理監督者」にも定めがあり、それに該当しなければ残業代は支払われるべきものである。
管理監督者になったからには残業代は付かないが、それ相応の基本給や手当て、ボーナスなどが出るはずで、逆に管理監督者になってそれらが良くならなければ残業代は貰うべきものであるということである。

(1) 管理監督者とは、一般的には、部長、工場長などの労働条件の決定その他労務管理について経営者と一体的な立場にある社員のことをいい、役職などの名称にとらわれず、実態に即して判断しなければならないこと。

(2) 職制上の役職者のうち、労働時間や休憩、休日などに関する規制の枠を超えて活動することを要請せざるを得ない、重要な職務と責任があり、現実の勤務態様も、労働時間などの規制になじまないような立場にある社員に限ること。

(3) 一般的に、企業においては、職務の内容と権限等に応じた地位(以下「職位」)と経験、能力等に基づく格付(以下「資格」)とによって人事管理が行われている場合があるが、管理監督者の範囲を決めるにあたっては、かかる資格及び職位の名称にとらわれることなく、職務内容、責任と権限、勤務態様に着目する必要があること。

(4) 定期給与である基本給、役付手当などにおいて、その地位にふさわしい待遇がなされているか否か、ボーナスなどの一時金の支給率、その算定基礎賃金などについても役職者以外の一般社員に比し優遇措置が講じられているか否かなどについて留意する必要があること。




サラリーマンで残業の適用除外者でなく年収1000万を超えてくるという人は僅かしかいないはずである。
その僅かな人に残業代出さないで働いてもらうための制度が高プロなんだろうか。
高度な専門職って医師ではどうですか?
こう見れば年収は確かに良いけれど、医師は残業も多い。年収には当然残業代も含まれている。
もし残業フリーになったらどうなるんだろうか。全ての残業代込の年棒制となる?
2016年末で医療機関に勤務している医師は約30万人。この全てが年収1000万円以上ということはないが、2016年の年収1000万円以上の人は約208万人なので、全体の10%くらいは医師ではなかろうか。

表は平均年収.jp「勤務医師の平均年収」より
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※勤務医師の平均年収(29年度厚生労働省統計より算出)
年収:1696万円(厚生労働省調べ)
月収:106万円
大学病院の医局に進んだ場合は、 医科長で2192万円といわれています。
開業医になると平均で平均年収は2800万円~4000万円台と大幅に増えます。



この社会は、優等生となり受験戦争を勝ち抜け(優等生であってもコネクション等々にコロリと負けてしまうこともあるでしょうけれども)、コンプラに忠実に品行方正に働いても、驚くほど稼げるわけではない。
年収が高ければ残業や責任が付いて回り、自由な自分の時間が減り、心身への負担も大きくなる。(自分の時間が出来るとストレスになる人もいるでしょうけれども)
かといって給料だけで富裕層の仲間入りするのはなかなか難しそう。
そんな厳しい現実を前に、若者が描く夢とは?




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by yumimi61 | 2018-07-30 15:21
・台風が逆走をしているということで思い出す自動車の逆走。
パイパス道路を下りる時に、左側に側道に向かう車線が出てくるじゃないですか?
あれがほぼ本線に平行に走っているので、一瞬左に下りた車線が本線左側で、自分が走っている本線の左側の車線が右側の対向車線のような気がしてしまう時がある。
前を走る車がいないと、「私もしかして逆走コースに入ってる?」とちょっとドキドキする時がある。

・常々不思議に思うのは平常時に自動車で橋から落ちる人がいないこと(それをあまり聞いたり見たりしたことがないこと)。
自動車事故ってあちこちで起きるものだけれど、橋の上で起きて欄干突き破って川に落ちる自動車やそれに巻き込まれて下に落ちる人がいないのは何故なんだろ。道路に対して橋が少ないから確率的に少なくなるだけなんだろうか。
橋の上を通る時はいつも少し緊張する。

・少し前、運転中に物凄い雨に遭遇したことがあった。
私の前に1台車が走っていたのだけれど、ウィンカーを出して自販機があるところで車を寄せて停車した。
こんな雨が降っているのに買うのか!?と怪訝に思い、その車を追い抜きバックミラーを見た(前を見てなさい?)。
するとその車はすぐに発進してきた。なんだ先頭を避けただけかぁ。大雨や大雪の先頭も前が見えにくいので嫌なものである。決して煽ってません。

・やっぱり少し前、運転中に物凄い雨に遭遇した。
どれくらい凄いかというと、ワイパーのハイスピードがほとんど無意味な程度の雨です。(この時は前にも後ろにも車がいたけれど、前がよく見えない状況なので皆速度を落として走っていた)
あの雨を「バケツをひっくり返したような雨」と言っていいのか悩む。
気象庁では1時間雨量が30mm以上50mm以上の「激しい雨」を「バケツをひっくり返したように降る」と表現している。屋外の様子は「道路が川のようになる」、人への影響は「傘をさしていても濡れる」、車に乗っていて「 高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)」。
で、その上は1時間雨量が50mm以上80mm未満の「非常に激しい雨」で「滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)」。屋外の様子は「水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる」、人への影響は「傘は全く役に立たなくなる」、車に乗っていて「 車の運転は危険」。
その上は、1時間雨量が80mm以上の「猛烈な雨」で「息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる」。あとは非常に激しい雨と同じ。
私の感覚では「猛烈な雨」でもよかったんだけれど・・・。
その日群馬県のある地域に記録的短時間大雨情報が発表されていたことを後で知った。時間的にも同じ感じだったけど、地域は全然違うところ。



前前記事でHNWIと紙幣量について書いた。
HNWI(high-net-worth individual)とは、主な居住用不動産、収集品、消費財、および耐久消費財を除き、100万ドル以上の投資可能な資産を保有する富裕層のことである。
どんな豪邸に暮らしていて、その豪邸の評価額(時価総額)が高くても、それが居住用であるかぎり、投資可能な資産とは見做されない。
富裕層とは生活や遊興以外に注ぎ込める多くの資産を持っている人のことである。

資産は不動産や株式で保有していることが多いだろうということも書いたが、不動産価格や株価は「物価」とは少々違うものである。
物価の基本は需要供給のバランスで、需要増で供給減ならば物価は上昇する。
需要増が起こりやすいのはお金(紙幣)を持つ人が増えた時。
物やサービスに対する需要が乏しければ物価は下がりやすいし(需要減は自然淘汰につながる)、物やサービスが十分に供給されている状態でも物価は上がりにくい。
しかし不動産価格や株価は需要供給とは違う要素で上がったり下がったりする。
多くの国民(消費者)とは関係ないところで価格が動いてしまうのだ。
不動産価格や株価の上昇が起こっていることを景気が良いとするならば、その「景気の良さ」は多くの国民(消費者)とは関係ないものである。


株価はともかくとして不動産価格には関係しているのではないか?
では、あなたは自分が所有している不動産に自分で価格を付けますか?
自分の所有物を売りたいと思った時や自分が作った物を売る時、本来価格を付ける権利を持っているのは所有者や製造者である。
その価格が馬鹿高ければ売れないし、低すぎれば自分が損をする。
もちろん、高くても売れる、低くても売りたいというような例外もあるが、この世の中に多くの人間がいて、世の中がその関係性や比較で成り立つならば、適当なところで価格は落ち着いてくる。無謀な価格は一般化されないはず。「神の見えざる手」によって調整されるということ。

しかし不動産には評価額というものがあり、それに誘導されてしまう。
例えば土地の評価額。
土地の評価額には幾つかあるが、一番基本になるのは「公示地価・基準地価」。

①公示地価・基準地価
国または都道府県が1年に1回公表している価格。国が公示する公示地価は不動産鑑定士2名が決定する、都道府県の基準地価は不動産鑑定士1名で決定できる。
とはいっても公のものなので、不動産鑑定士が自由に鑑定するのではなく、評価方法というのは決まっていて鑑定士によるバラつきは少ないと思われる。「バラつきが少ない」の言い方を変えれば「精度が高い」と言うことになる。
細かなマニュアルに則ったほうが精度は上がるだろうが、その精度とは結局マニュアルを作る中央が保証するものであり、中央集権化されたものである。この場合、見えざる手を持つ神は中央ということになる。
平均が30点の学校でも、50点の学校でも、80点の学校でも、バラつきが少なければその平均は精度は高いということになる。

公示地価は公共事業に使う土地の取得の基準価格の算出のためと、一般消費者の土地を売却する際の基準価格にするために付けている。
公共事業に使う土地とは、基本的には都市計画法によって定められた都市計画の区域内の土地となる。
基準地価は都市計画に入っていない土地を対象とする。


②路線価
課税の基準となる評価額として作られたのが路線価。
国税局長によって定められ、毎年公表される。
相続税や贈与税の基となるのが「相続税路線価」。
固定資産税や都市計画税・不動産取得税・登録免許税の基となるのが「固定資産税路線価」
路線価調査をもとに決定するものだが、金額の目安としては「相続税路線価」が公示地価の8割で、「固定資産税路線価」は公示地価の7割ほど。


この公示地価というのは日本独特の制度である。

日本「独特」の公示地価制度は、土地の財としての性質の特殊性、それに関連して現実の取引において情報の非対称性(取引当事者の持つ情報の格差)等を含む特殊な取引事情が見られることに深く関連している。
日本の場合、プライバシーや守秘義務に関する懸念、現実の取引価格の正常性への懸念(適正な価格を形成する市場を持つことの困難さ)等から、土地の取引価格情報の公開が進まず、鑑定評価の手法により求められた適正な価格を公示して指標とするという制度が整備された歴史がある。
日本不動産鑑定協会は、本制度を「世界でも珍しく、これこそ我国独特の文化と言えましょう」としている。


日本における20世紀後半の地価高騰として、最初に、1960年前後のものが挙げられる。この地価高騰を背景とした、公共用地の取得費の増大、投機的な土地取引等による国民経済、国民生活への影響が重大な問題となった。そこで、合理的な土地価格の形成を可能とするために、1963年に不動産の鑑定評価に関する法律が制定されるなど、前提となる不動産鑑定評価制度の定着を待って、1969年制定の地価公示法に基づき1970年から地価公示が行われている。

その次の特筆される1970年代の地価高騰に伴う混乱を契機に、国土利用計画法(1974年制定)に都道府県地価調査が定められ、地価公示との相互の連携も進められた。1990年代(バブル景気)の地価高騰に伴う混乱の間には、土地基本法制定もあり、評価手法である鑑定評価にも変化があった。


どういうことかと言うと、オープンで自由な市場を提供しても、情報格差や秘密主義、正義・道徳の欠如などから、「神の見えざる手」による調整は効かないということである。=適正な価格を形成する市場を持つことの困難さ
ということは、「神の見えざる手」はどんな市場でも有効なわけではなく、それが機能するには一定の条件が必要であるということにもなる。


土地には公に決定した基準となる価格があり、それに引っ張られるとはいえ、市場価格が全くないというわけではない。
実際に売買されている価格を実勢価格という。
民間の市場に対して必ず公示価格で取引しなければならないという拘束力はない。
従って不動産バブルともなれば、この実勢価格が跳ね上がる。
そしてここにも「卵が先か鶏が先か」のように、「公示地価が先か実勢価格が先か」というような関係性がみられる。

実勢価格が市場価格というならば、その価格ば需要供給で決まるかと言えば、その点についてはそうとは言い切れない。
1つの物を10人の人が欲しがれば、2人の人が欲しがっている時よりも物価は上がりやすい。
明らかに、需要>供給 だからである。
でも1つの物をたった2人の人が欲しがっているだけなのに、半ば青天井に値が釣り上がってしまうことがある。オークションなどではよく見られる光景である。
1つの物を1人が欲しがっているだけなのに、もっと言えばその1人も別にどうしても欲しいわけでないのに、高い値で購入するということもあるだろうと思う。
情報格差、他人の話を鵜呑みにする、社会やその場の雰囲気に呑み込まれたり流される、冷静さを失い感情的になる、競争心や虚栄心が煽られる、騙し騙されるなど、需要供給以外にも値を上げ下げする要素はあり、これが適正な価格を形成する市場を持つことの困難さにも繋がっている。

不動産鑑定士が行う不動産鑑定評価額は当然民間にも存在するが、評価手法には違いがあるかもしれず、評価ミスも否定は出来ず、また実勢価格とは乖離してしまうことも十分あり得る。

でも不動産価格でそいうことが起こりやすいのは大都市の商業圏が主である。
もっともバブル期にはリゾート地などでも不動産価格が高騰した。しかしバブル崩壊後は酷い有様になった。
大都市の商業圏の不動産やリゾート地の不動産なんて誰もが欲しいわけでも買えるわけでもなく、買ったところで・・といった感じであろうから、市場といっても元々がかなり限られた市場であり、その意味からもバブル景気の「景気の良さ」なんて多くの国民とは関係のないものである。

紙幣の総量から考えればむしろ国民の仕事や給料は減って然るべき事態である。
不動産や株式には元々の価格があった。見合った対価というものが存在している。
1億円のビルを建てるならば、1億円の紙幣が必要なのだ。
1億円のビルの対価1億円は、簡単に言えば材料費と建設労働者の給料と建設事業主の利益であろう。(労働者の給料を減らせば利益を多くすることが出来る、利益を多くすると労働者の給料は減る)

例えば、社会に出回っている紙幣は、1億円ビルを10棟建てる分だけ(10億円)とする。
途中で不動産バブルが起こって、それまで1億円で建ったビルが2億円になったとする。
4棟まではすでに建っていた(4億円)。残りの6億円では6棟建てるのはもはや無理である。
同じ紙幣量では3棟分の労働者と材料屋さんには紙幣は回らないのである。(だからバブルは憂慮すべきこと!)
紙幣を回すようにするならば増幣するしかない。中央銀行が6億円を投入すれば(世の紙幣は全部で16億円となる)、1棟1億円の時と同じだけ材料屋さんや労働者にお金が回る。
こうして10棟のビルは建ったがバブル崩壊。ビルの時価は7000万円となってしまった。
16億円の紙幣が世に出ているがビルの資産価値は7億円。差額は9億。
この9億が材料屋や労働者に分配されるかと言ったら、それはない。
だけどだぶついた9億円が急に消えてなくなるわけでもない。その9億円を持っている人がこの社会には存在しているはずである。




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by yumimi61 | 2018-07-29 11:26

矛盾撞着

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by yumimi61 | 2018-07-29 01:39
ZUU online 日本の富裕層人口が1年で1割増 富裕層が多い国ランキング
キャップジェミニ調査


2017年、HNWI(100万ドル以上の投資可能な資産を保有する富裕層)の総資産が、初めて70兆ドルを突破したことが明らかになった。株式の強気相場に後押しされ、HNWIの資産増加率は10.6%と6年連続で増加。2025年には総額106兆ドルに達すると予想されている。

HNWIの人口・資産はアジア太平洋地域が北米を追い越し、過去最高の620万人、21.6兆ドルを記録。富の分散にはかなりの偏りがみられ、米国・日本・ドイツ・中国が世界のHNWI人口の61.2%を占めた。

インドにおけるHNWI拡大は継続、日本・中国も好調
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(画像=Nejron Photo/Shutterstock.com)

キャップジェミニが2018年6月19日に発表した「World Wealth Report 2018」によると、2017年のHNWIの資産増加速度は、2011年に次ぐ早さだ 。好況と株式市場が追い風となり、GDPは3%増、世界市場の時価総額は21.8%増だった。

北米・欧州・アジア太平洋地域で富の増加がみられたが、HNWI人口成長率の74.9%、資産増加率の68.8%は北米とアジア太平洋地域によるもの。

特にアジア太平洋地域のHNWI人口成長率は12.1%(2016年から4.7ポイント増)、資産増加率は14.8%(6.6ポイント増)と3地域中最大の伸びとなった。HNWI人口は620万人、資産総額は21.6兆ドルと、全世界のHNWI人口の34.1%、資産の30.84%を占める。

アジア太平洋地域のHNWI人口の71.5%、資産の65.9%を占める日本と中国は、人口と資産がそれぞれ10%以上の成長・増加で堅調さを維持。

欧州ではアイルランドが急成長、英国はEU平均以下に転落
欧州におけるHNWI人口は2016年から2017年にかけて7.3%増、資産は7.8%増。アジアや北米ほどの勢いには欠けるものの、総体的には順調な伸びだ。

最も好調だったのはアイルランド で、HNWI人口は15.3%増、資産は16.3%増。企業の時価総額は21.2%増え、不動産産業も11.9%の伸びを記録した。

欧州最大の経済市場ドイツのHNWIは資産を7.6%増やし、5.2兆ドルに。不動産は 4.5%の伸びで、前年より2.4ポイント減。不動産が成長しているのはイタリアとフランスで、前年の1.3%から2.7%へと伸びている。

一方、英国の人口増加率と資産増加率はEUの平均(7.3%、7.8%)を大きく下回る1.2%増、2.1%増と、不調さが目立つ。不動産の伸びも前年比3.4ポイント減の-0.1%と、マイナス水準へと落ち込んだ。

HNWIが最も多い10カ国
HNWI人口が最も多い10カ国を見てみよう。各国・地域のHNWI人口から、富が世界中にまんべんなく分散されているのではなく、経済大国に集中していることが分かる。

10位 イタリア 27.4万人  0.45%
9位 オーストラリア 27.8万人  1.13% ⑤
8位 カナダ 37.7万人  1.04%
7位 スイス 38.9万人  4.63% ①
6位 英国 57.5万人  0.88%
5位 フランス 62.9万人  0.97%
4位 中国 125.6万人 0.09% 
3位 ドイツ 136.5万人  1.66% ③
2位 日本 316.2万人  2.49% ②
1位 米国 528.5万人  1.62% ④


主な居住用不動産、収集品、消費財、および耐久消費財を除き、100万ドル以上の投資可能な資産を保有する富裕層をHNWI(high-net-worth individual)と定義している。
100万ドルを日本円にすると2017年の年平均レートで1億1660万円。
簡単に言えば1億円以上ということになる。

どうですか、これ。(どうですかと言われても・・ごもご?)


上の記事内に赤字でパーセンテージを入れたのは私です。人口比です。
実数ではアメリカが1位だが、その数が人口に対してどれくらいの割合かとみると、1位はスイスで、日本は2位である。
前にも書いたけれど、人口は国籍を有しているとは限らない。仕事のために滞在している移民を含めるものである。



投資可能な資産とは主に不動産や株式や債券であろう。
現金(貯蓄)でももちろん構わないが、1億円からの現金を持っていたら投資のお誘いがあると思う。
何十億円や何兆円保有している人の1億ならば現金で持っていたってよいけれど、1億円保有している人の1億ならば投資(運用)を勧められたり行うのではないかという話。

不動産や株式では時価総額というものがあり、価格は上がったり下がったりする。
同じものを変わらず同じだけ保有していても、去年よりも資産額が増えることも減ることもある。
だから資産が増えたということは、必ずしも資産の数量が増えたというわけではない。
不動産バブルで不動産価格が上昇すれば、株式市場が好調で株価が上がれば、売買しなくとも資産額は自動的に上がる。(もちろん下がる局面もあるからそれを見越して売買などしたりするわけだけれど)


大卒のサラリーマンの生涯賃金は2~3億円くらいと言われる。
ということは1億円は一生働かないで暮らせる金額ではない。
定年時の退職金(現在退職金制度のある企業は75%くらい)の平均額は大卒者で2000万円をやや超えるくらいらしい。(大卒と言っても企業によって大きく差はあるだろうし、一時金や年金としてなど支給方法により金額に差があり)
老後資金に必要なお金は2000万とも3000万とも5000万とも言われる。(独身か夫婦か、何歳まで生きるか、持ち家か借り家かなど、条件によって違うので何とも言えないところはある)
1億円ってもちろん大金だけれど、こう考えていくと、それほど莫大な金額でもない。


その莫大な金額でもない1億円という資産を生活費や遊興費に注ぎ込んでしまったらそれで終わり。
使い終わった時点で富裕層から脱落してしまうわけである。
1億円以上の資産を持つ人がずっと富裕層に属していたいならば、チャレンジや特別贅沢をせずに今までの生活を維持して1億という資産を後生大事に持ち続けるか(とはいっても時価総額などで目減りすることはあるのだけれども)、その1億円で稼ぎだして雪だるま式に増やしていくことを狙うかのどちらかになる。
1億というライン付近にいる人は、もっと上の富裕層から比べると資産に余裕がない。投資をして増やしたいのはやまやまだが、投資に失敗すれば脱落するというボーダーにいるとも言える。



日本では長期金利さえマイナスになるほどなのだから、日本人の富裕層が日本で1億円貯金しても全然得はしない。
株式ならば配当利回りが上手くいけば5%くらいになるかもしれない。
1億円の資産を株に投資して、上手くいったとして、1年で500万円くらいの配当ということになる。
日本のサラリーマンの平均年収は400万円くらいだけど、1億円を株式に投資すれば、それくらいの配当をもらえる可能性があるということ。
400~500万円は年収に匹敵するほど大金ではあるけれど、仕事を辞めて1億円の株式配当だけで暮らしていけるかと言ったら、それはかなり心許ないことで、贅沢な生活とは無縁となることは間違いない。
沢山の金利や利ざやを稼ごうと思ったら(ハイリターン)、ハイリスクになることは避けられず、儲かれば資産は増えるが、失敗すれば資産が吹っ飛ぶこともあり得る。
揺れる想い~♪
1億円の資産を持つ富裕層ってなかなか微妙なところにいる。

そうはいっても、もしも1億円の資産を持っているだけで1年5%の利回りで稼ぎ出せるとするならば、無い人とは大違い。
5年後には2763万近くも資産が増えることになる。
1億
1億500万円
1億1025万円
1億1576万2500円
1億2155万625円
1億2762万8156円


■1億円の資産を持つ人が1人(資産とは別に年収は1000万)、資産はない年収500万円の9人が暮らすコミュニティと仮定する。
このコミュニティにおいて給料に必要な資金は5500万円。給料に必要な資金は、コミュニティに出回る資金と言っても良い。
5年間10人は全く昇給せずに年収に全く変化がなかったとしても、1億円の配当に2763万円ほど充てなければならない。
5500万円から2763万円を差し引けば、給料に使える資金は2737万円しか残らない。
1000万円もらっていた人の年収は498万円、500万円の年収だった9人はそれぞれ249万円ほどしか支給できない計算となる。

「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」という聖書の一節はまさしくこのこと。
キリスト教というのは結構真理をついている。
金儲けや金利を悪としていたのは、金利というシステムは社会を破綻に導くからだったんだと思う。
金は悪と謳う当の聖職者たちが金にまみれてしまい、宗教改革などの一大騒動に繋がったわけだけれども。

投資運用というような労働と関係ないところで稼ぐ人が増えると、あるいはその金額が増えると、世に出回っている紙幣量の関係でこのような影響を社会に与えてしまうということになる。
年収を下げないで配当も支払うならば、紙幣量を増加させる以外になくなる。
1回紙幣を増やせば解決するものではなく、「投資運用というような労働と関係ないところで稼ぐ人が増える」という現象が変わらない限り、紙幣を増やし続けるしかなくなる。




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無料ブログのため広告が上部及び下部に強制表示されてしまいますが、内容など一切関知しておりません。(yumimi61)

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by yumimi61 | 2018-07-27 14:56
サッカーにはオフサイドというルールがある。
一番後ろの選手の位置で横に引かれた線がオフサイドラインである。
(本当の一番後ろはゴールキーパーなので、後ろから2番目にいる選手ということになる。多くはディフェンスの選手。でもゴールキーパーやディフェンスが他の選手よりも前に出ることも全くないとは言えないけど。とにかく後ろから2番目にいる選手)
横に引かれた線と言っても、センターライン(ハーフウェーライン)とかサイドライン(タッチライン)のように目に見える線ではないし、動かない線でもない。
選手の位置によってオフサイドラインは常に動く(だけどオフサイドラインがハーフウェーラインより上がることはない。つまりオフサイドラインが有効なのは自陣内ということ)。

パスを出す選手がボールを蹴った瞬間、つまりボールに足が当たった瞬間、パスを受け取る選手やボールに向かう選手がオフサイドラインを超えてゴールポスト寄りにいてはいけない。(蹴った後に飛び出るのは良い)
言い換えれば、一番後ろのディフェンス選手よりもゴールポスト寄りにいてはいけない。
超えていると審判に「オフサイド」というファウルを取られ、間接フリーキックとなる。
ライバルがいないところで得点なんかするものではない、という紳士の教えなのかしら?

ディフェンスの選手はこのオフサイドラインを上げたり下げたりコントロールすることができる。。
子供のサッカーなどでも試合中に監督やコーチから「ラインを上げろ」との指示が出ていることがあるが、あれはディフェンスラインのことで、戦術の1つである。
ラインを動かすことによって相手のフォワードなど攻撃陣を置き去りにすることなども出来る。
ディフェンスの選手は守るという役割からして比較的背の高さやフィジカルの強さ(身体的強さ・当たりの強さ・当て方の上手さ)が求められる。
オフサイドラインのコントロールではそれがいらない。本格的に接触しないうちに対処するのだから。
頭脳プレーというか回転の速さ(見極めの素早さ)で可能。
日本人などは外国選手に比べると体格がどうしても劣りがちなので、ラインコントロールが重要な戦術となる。
何かの大会で意外な国やチームが勝ちあがっていっているような場合には、ディフェンスの上手さが光っている場合がよくある。

なんで急にサッカーの話をしたかと言うと、直接戦わなくても有効な方法(あるいはダメージを負ってしまうこと)があるということを言いたかったから。
サッカーを例にとったのはW杯後であるからして、分かりやすいのではないかと思ったから。


一昨日まで記事にしていた気温と湿度関連で言えば、熱中症。
かつては熱射病と日射病と言われていた。
熱射病は主に屋内などの高温環境にいて発症した人、日射病は屋外の日差しにあたり発症した人という区分にあった。
深部体温が上がり体温調節機能が働かなくなった状態で、生命危機に直結している。
今は深部体温が上がるという本来の熱中症以外にも脱水症、ヒートショック、脳貧血、過呼吸(過換気症候群)、貧血や低血圧、めまい症、パニック障害などが暑い日に起これば「熱中症」として扱われていたりする。
同じことが起こっても、暑い日でなければ熱中症としては扱われない。
これでは深部体温の上がった人(熱中症重症者=かつての熱射病と日射病)やその手前にある人が増えていなくても、熱中症となる人が増加するのは当たり前のことである。
熱中症が増えたのではなく、熱中症の概念を広げたからである。

過呼吸の集団発生は過去に何度も起きている。
個人が過呼吸に陥る原因は様々。マラソンや水泳などの運動直後だって過呼吸になる。
集団発生が起こるのは学校生活の場が多く、特に女性に多い。
学校で女性が集団で発症しやすいのは、他からの影響を受けやすい、他人の話や見たものをそのまま信じやすい、他者や環境に合わせやすい、雰囲気に呑み込まれやすいなどの特徴があるからではないかと考えられている。
パニックやヒステリー(キーキー怒るのがヒステリーというわけではない)とも関連している。その場にいたり見たり聞いたりするだけで体調に変化が現れるほど不安や興奮が伝播することがある。

学校の朝礼や集会で倒れたり気分が悪くなるという子は昔も今も季節関わらず一定数いる。
倒れる子は「貧血」と言われたりするが、学校の朝礼や集会で体調不良になるのは血液中の赤血球やヘモグロビンが不足している貧血ではない。脳貧血(迷走神経反射)である。
急激な自律神経失調によって、血圧や心拍数(脈拍)が低下し、一時的に脳に十分な血液を送れなくなる状態。
これが発汗による脱水と末端血管の拡張によって起これば、熱失神(とその手前の体調不良)ということになるが、起こる原因は様々で脱水や末端血管の拡張によって引き起こされたとは限らない。
ストレスやショックや不安を感じていることが多い。
もちろん暑さも人によってはかなりのストレスになるが、人が集まっている状態にストレスを感じる人もいれば、たまに見る校長先生や物々しい雰囲気、先生のとげとげしい緊張感にストレスを感じる人だっているだろう。
ここで何か起きたらどうしようと思うことが原因になることもある。
病院などでは採血時や注射時になる人もいるが、それは自分に何か(例えば針)が向かってくるということが大きなストレスになっている。
当然痛みもストレスになるが、直接何か起こっていない状態でも人は実際に体調変化を来たしてしまうことがある。


皮下脂肪の多い肥満体型の人はたっぷりエネルギーを溜めこんでいるように見えるし、実際ある程度はそうであると言えるが、水分に注目すれば体重における水分率は下がる。だから普通の人よりも脱水が起こりやすい。
元の水分はが同じくらいだったとしても体重(体脂肪)が多い分だけ水分率が減少するからである。
また脂肪が保温効果を発揮するので、普通の人よりも体温は上がりやすい傾向にある。服を多めに着ていたり布団を巻きつけているような感じ。
体温調節が働けば体温の上がり過ぎを防ごうとして汗をかく。
そこで水分を取らなければ元々水分が少な目なのだから脱水リスクはさらに高まる。


これを人口で考えてみる。
人口の60%が移民ではない国民だとする。移民は40%。
人口10,000を万人とすれば、国民が6,000人、移民は4,000人。

①2,000人の移民が流入したとする
→人口12,000万人、国民6,000人、移民6,000人。
移民の比率は40%から50%にアップする。

②20,000万人の移民が流入したとする
→人口30,000万人、国民が6,000人、移民は24,000人。
移民の比率は40%から80%にアップする。

このように国民が全く増えなくても人口が増えることは可能。
国民が何一つ変わらなくても、移民が増えれば、その比率は大きく変わってしまう。
比率が上がれば、いろいろなところで、それはとても無視できるようなものではなくなってくる。
民主主義は多数決の社会でもあるので、人数の多い方が標準とされやすかったり、優遇されたりされやすい。
これを体脂肪の多い人の話にあてはめれば、体脂肪が移民で、水分が国民ということになる。
蓄えている体脂肪(移民)がいざという時に役に立つこともあるが、水分(国民)の蓄えが少ないがゆえに脱水によって危機に陥ることもある。また脱水が起こらないにしても体脂肪の多さは脱水以外のリスクとなる時もある。




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by yumimi61 | 2018-07-26 13:43
先日私は東京と前橋の戦後と戦前の月平均気温を計算した。
戦前7年分(10年ごと)の気温と、戦後7年分の気温(10年ごと)を積算し、7で割ったものを平均とした。
幾つか個数の数値を足して(積算し)、その総和を個数で割って出す平均のことを「相加平均(算術平均)」と言う。
小学校で習う一番一般的な平均である。

「相加平均(算術平均)」 
●5人のテストの点数の相加平均
Aさんー40点、Bさんー100点、Cさんー70点、Dさんー80点、Eさんー50点
(40+100+70+80+50)÷5=68点

高校生だったら知っていると思うけれど、平均の出し方はそれだけに限らない。

「相乗平均(幾何平均)」 
●縦5㎝・横20cmの長方形(面積100㎡)の面積を変えずに縦と横の長さを平均化したら、縦10cm・横10cmとなる。
√(5×10)=√100=10

単に5cmと20cmの「相加平均」ならば12.5cmだが、その平均とは違う数値となる。
相加平均は足し算で、相乗平均は掛け算する。
相乗平均は経済指標となる数値の計算などに用いられることが多い。GDP(国内総生産)の計算にも相乗平均が使用されている。

「二乗平均平方根(root mean square, RMS)」
●2人のテストの平均
ひまわり小学校 Aさんー0点、Bさんー100点 ・・相加平均は50点
あさがお小学校 Aさんー50点 Bさんー50点 ・・相加平均は50点

ひまわり小学校とあさがお小学校の生徒の点数は全然違うのに相加平均では同じ点数になってしまう。
ひまわり小学校では0と100という両極端な点数にしたが、こうした極端なケースの場合には、実態、要するにばらつき具合を相加平均は全く反映できていないということになる。

0点という極端な点数が存在するため、100点という完全な出来が過小評価されてしまう。
0点と100点ではばらつきが大きいから。
「二乗平均平方根」では次のようになる。極端なばらつきが是正されたということになる。

ひまわり小学校  √(0²+100²)÷2≒70.7
あさがお小学校  √(50²+50²)÷2=50

ひまわり小学校 Aさんー50点、Bさんー100点の場合には、「相加平均」は75点、「二乗平均平方根」では約79.1点となる。

「二乗平均平方根」は物理学や電気工学などの分野で用いられることが多い。

「調和平均」
●駅伝で往路復路ともに42kmだったとする。
往路は1人で4時間、復路は8人で2時間で完走した。
往路は時速10.5km、復路は時速21kmの計算となる。
往路復路の平均時速は、(10.5+21)÷2=15.75ではなくて、84km÷6時間=14km/時となる。


それぞれの平均は次のような関係で成り立っている。
二乗平均平方根≧相加平均≧相乗平均≧調和平均

昨日は測定機器や測定値の問題について少し触れたが、測定機器の精度が素晴らしくても、「平均」というものは計算の仕方で高くなることも低くなることもある。
どのように判断し、どんなサンプルを取り、どの数値や方式を使用し、どのように見せるか、最後は人次第なところがある。


🏃余談だけど、オリンピックのマラソンは駅伝にしたらいいのに。
1人で走るよりも時間が短縮されるはずだし(暑い時期の走る人や観覧する人の負担が減る)、出場選手を増やすことができるし、リレーみたいにそれこそ国別対抗みたいで盛り上がると思う。
ワガクニニハソンナニチョウキョリセンシュガイマセン?
人数が足りない場合には一人で走ってもいいことにすれば。ねえ、いいよね、それでも?ただ時間切れはあるけど。


都道府県格付研究所 年平均相対湿度ランキング
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相対湿度は、蒸気圧と飽和蒸気圧との比をパーセントで表したものです。1日24回の観測値から日平均相対湿度を計算し、これから算出された年平均相対湿度を使用しています。
最上位から、1位は島根県の77%、 2位は宮崎県の76%、 3位は青森県の75%です。
最下位から、47位は群馬県の60%、 45位は東京都の62%、 同じく45位は山梨県の62%です。


算出方法を説明しているようでいて、いまひとつ良く分からない。
気象庁のデータを使用したのか、独自に計算したのか。
日平均からどうやって年平均をだしたのか。
【出典】年平均相対湿度:2014年  と書いてあるので、2014年データのようだ。
そして年平均相対湿度を偏差値にしている。

受験生にはお馴染みの偏差値は集団の中の位置を表す数値である。
平均を偏差値50として、それよりどれくらい上か下かに位置しているのかが分かる。
平均よりも数値が上ならば偏差値は50以上になるし、平均より下ならば偏差値は50未満となる。
平均や数値分布はその時々によって変わるものなので、1つの平均(受験生ならば自分の得点や平均点)の推移だけを見ていても、本当の位置や変化は見えないので偏差値が用いられるが、結局大元も「平均」を使うことには変わりなく、その大元の平均にはどれくらい意味があるのかということも考える必要がある。


真ん中あたりが一番多くて、左右両脇に行くほど少なくなるというバランスの取れた分布を標準正規分布という。
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正規分布 N(μ, σ2) からの無作為標本 x を取ると、平均 μ からのずれが ±1σ 以下の範囲に x が含まれる確率は 68.27%、±2σ 以下だと 95.45%、更に ±3σ だと 99.73% となる。
正規分布は、t分布やF分布といった種々の分布の考え方の基礎になっているだけでなく、実際の統計的推測においても、仮説検定、区間推定など、様々な場面で利用される。


だが標準正規分布になり得る可能性が高いのはサンプル数(標本数・調査数)が非常に多い場合。
都道府県の数やらクラスの人数くらいではダメである。
テレビでよく示している調査のサンプル数もとにかく少なすぎる。
あれでは誤差のない事実に近い結果が出る確率は非常に低いと言わざるを得ない。
視聴率とか選挙速報とかも、統計学的には言えば、甚だ疑問である。
テレビの選挙速報(予想)と実際の結果が違ったということがほとんどないのが、これまた不思議な現象である。

正規分布が統計学上特別な地位を持つのは中心極限定理が存在するためである。中心極限定理は、「独立な同一の分布に従う確率変数の算術平均(確率変数の合計を変数の数で割ったもの)の分布は、もとの確率変数に標準偏差が存在するならば、もとの分布の形状に関係なく、変数の数が多数になったとき、正規分布に収束する」というものである。このため大標本の平均値の統計には、正規分布が仮定されることが非常に多い

クラスの人数くらいでは使えないが、多くの生徒が受ける全国模試ならば大標本ということで正規分布の利用も許容できるといった感じ。
だが問題はサンプル数だけではない。

前述のごとく自然界の事象の中には、正規分布に従う数量の分布をとるものがあることが知られている。しかしそれは必ずしも多数派というわけではない。19世紀ではさながら「正規分布万能主義」といったものがまかり通っていたが、20世紀以降そういった考え方に修正が見られた。今日においては社会現象、生物集団の現象等々、種別から言えば、正規分布に従うものはむしろ少数派であることが確認されている。例えば、フラクタルな性質を持つ物は正規分布よりも、パレート分布になることが多い。
人間は自然界の事象とはちがって自分の意思をもっているため、たとえば、子供の成績などは決して正規分布にはならない

しかし、そもそも理論上、正規分布の x の値は負の無限大から正の無限大まで取れるのに対して、多くの事象は最小値(例えば比例尺度におけるゼロ)と最大値(例えばテストにおける100点満点)が予め定まっている場合があり、そのような事象が完全な正規分布に従うとするには無理がある(その際はcensoringつまり打ち切りを考慮したり、対数正規分布を用いたりするとより正確な確率を求めることが出来る場合がある)。



先日、私は日本の両端である北海道と沖縄の年平均相対湿度が高いと書いたが、2014年データの上の地図ではそれほどでもなく、本州の両端の湿度が高い。
北海道に関しては日本では断トツ広いので、沿岸部と内陸部では違いが出るかもしれない。沿岸部では年平均70%を超えていたりする。
これも前に書いたことだが、都道府県とは具体的にどこなのかという問題も隠れている。
県庁所在地1箇所のデータなのか(気象庁の観測点が県庁所在地にない都道府県もある)、幾つかのデータを平均化したものなのか、それによって解釈や精度も変わる。
データを集めた場所は比較に耐えられる場所なのか、データを集める場所の選択が目的に対して妥当なのか、気温や湿度を上げ下げする要因は1つではないので非常に慎重に選ばなければならないし、仮説などを検討することは非常に複雑な作業となる。

こちらは年平均気温。やはり2014年データ。
夏に最高気温が高くなる埼玉県・群馬県・山梨県の関東甲信地方の内陸コンビは年平均気温は高い方ではない。偏差値50未満の平均以下の年平均気温ということになる。
同じく内陸で暑くなりやすい東海地方の岐阜県は平均か平均をやや上回っている。
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次は年間日照時間と年間快晴日数。
夏に最高気温が高くなりやすい、埼玉県・群馬県・山梨県・岐阜県の内陸コンビは年間日照時間が長い。夏に稼いでいるのか、それとも平均的に長いのかは、ここからは分からない。ただ年間日照時間が長くても年間平均気温は高くない。
埼玉県は日照時間と快晴日数ともに、この年は最高だった。
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では降水量はどうだろうか。
埼玉県・群馬県・山梨県・岐阜県の内陸コンビの降水量は平均以下。それほど多くないことが分かる。
降水量は通常は雨だけではなく雪も含めるものだが、それでも多くない。
関東の水がめの群馬県でも年間降水量はそれほど多くないということになる。まあこれは1年限りの結果だけれども。
北海道や東北、甲信越などの豪雪地帯を抱える都道府県の降水量があまり多くないというのはちょっと意外かもしれない。
先日豪雨被害を被った広島県や岡山県などもこの年の降水量は多いほうではない。
ということは、降水というのは、年のばらつきが大きいものなんだろうか(降る時と降らない時が極端なんだろうか)。
降水量は台風の影響が大きいのかな。
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by yumimi61 | 2018-07-24 15:30
今日はうちの庭(木陰1.5m・下は芝生)の気温も40℃を超えました。
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でも実は今日は家にいるぶんには昨日よりもずっと過ごしやすい。
昨日の午後はエアコンを使ったが、今日はエアコンなしで平気。(あくまでも個人の感想・体感です。各地の温度や湿度、体質や慣れ等それぞれみな違います)
今日は朝から風がいつもより強めに吹いており、風の違いを感じた。
調べて見たがやはり風向きが逆であった。
夏の北関東では太平洋側から南風が吹き込んでくるが、今日は北からの風が強かった。つまり日本海側からの風。
南からの風は群馬の山を越えていかないが、北から風は新潟や群馬の山を越えてゆく。
空気(風)が山を吹き上がる時の温度下降よりもから吹き下りる時の温度上昇の方が高いために、その差だけ吹き下ろし側では温度が上がりやすくなる。
これをフェーン現象と言っている。
さらに午後になるといつものように南からの風も吹き始める。
北からの風と南からの風がぶつかったのが埼玉県の北部や東京都の北西部(奥多摩)である。
今日熊谷や東京の青梅で高い気温が記録されたのはフェーン現象の影響だと考えられる。このフェーン現象をもたらす風を関東では「北西の風」と言っている。

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個人の感想・体感と書いたが、最高気温は高くても今日の方が多少過ごしやすかったことは、数字でも分かる。
熊谷の昨日の気象データと今日の気象データである。

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昨日と今日では風の向きが全然違うことが一目瞭然。風の強さも今日のほうが強い。そして湿度も全く違う。
これが今日は昨日よりも過ごしやすかった理由である。

近年は天気予報などで熱中症危険度みたいなやつをお知らせしていますよね?
あれのもとになっているのは↓コレである。
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」
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WBGT(Wet Bulb Globe Temperature;湿球黒球温度)
熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。

温度と湿度が分かれば自分で調べることが出来る。
テレビやホームページで「危険」とか「厳重警戒」とか出してくれるのは、気象観測所やアメダスで計測した温度や湿度をもとにしているのだろうから、あなたのいる場所やあなたの家の温度や湿度がそれと同じとは限らない。
危険度を知りたいならば自分に合ったものを調べたほうが良いと思います。

昨日の熊谷14時(37℃の45%)では、31で赤色の危険レベル(危険レベルの中では最低ランク)に入る。
今日の熊谷14時(40℃の25%)では、30でオレンジ色の厳重警戒レベル(厳重警戒レベルの中では最高ランク)。

こんなの作ったり利用したりしているわりには、ただ最高気温だけに踊っている。
そういう状態では気温が比較的低かったが湿度が高い時や地域が見過ごされる。


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同時に2つ並べて撮った、つまり全く同時刻で同じ場所でもこんなに違う気温と湿度。(TANITAのほうは細長いので写真を半分に切ってあります)
このTANITAのほうのタイプはバイメタル式というもので、もともと誤差が比較的許容されている温度計。劣化もしやすい。
私はなんかの景品でもらった。
でも温湿度ともに暑ければ暑いなりに、乾けば乾くなりに動いてはいる。

デジタルのほうは温度の精度は±1℃。湿度は±5%。
温度が50℃以上とかマイナス何十度とか湿度が80%を超えたりするなど極端な場合にはもう少し精度が落ちる。一般的なデジタル温湿度計はだいたいこんな感じ。

最近はどうか分からないけれど、昔は液体温度計が主流だった。
学校の教室とかにあったやつ。うちの実家はあちこちにそれがある。

このように温湿度計によって精度誤差があるので、なるべく同じ温湿度計を使ったほうがよい。
そして日々や時間の変化による温度や湿度を調べたいならば、同じ場所で測定したほうがよい。
適した場所を調べたい時などは同じ温湿度計で場所を変えて測定する必要がある。

気象庁の使っている温度計は抵抗温度計(Pt100 白金測温抵抗体)で精度はクラスAで±0.15である。
研究や産業での品質管理には精度が求められるが、一般にはそんな温度計を使っている人はいないから、やっぱり一般との比較には向かない。
そもそも日本の計量精度は幾つかの先進国に比べると遅れていて、計量的に世界に通用する保証がなかった。国の整備が遅れていた。
1992年に計量法が改正され、国家計量標準の設定・整備及び計量標準の供給制度(JCSS)が設けられた。
温度計や湿度計も対象となっている。
G7に数えられる日本でもこの程度なので、自国はもとより世界の温度変化について何か言うのはいかに難しいかということが分かる。
計測器の違いや測定値の不確かさにより、百年も前の温度と今の温度を単純に比べることなど出来ないのだ。

気象庁の設置している温度計は次のようなもの。
強制通風方式であり、「自然」ではない。「人工的」である。
筒上部に通風のための電動ファンがあり、筒の下から外気を取り入れて、中にある温度計と湿度計で測定している。
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人工熱源から十分に離すことが設置の条件になっているが、電動ファンを付けているということは当の計測器に電源が必要ということであり、電気で動かすということは多かれ少なかれ熱源になり得る。
筒はステンレス製のようだ。
こんなので囲い込んで本当に自然の気温が測定できるんだろうか。
地面の熱の影響を受けた空気を吸い込んでいるようなイメージで(だから草が生えていないとずるいするいとうるさかったのかもしれない)、横から流れる空気の影響をシャットダウンしているような感じすらする。

ステンレスは工業的には、硬くて、熱が籠りやすく、熱膨張しやすい物質として知られている。
水筒や魔法瓶や鍋によく使われているから私達にも馴染みのある素材である。
なぜ熱が籠りやすいかと言えば、ステンレスは熱伝導率が低いから。熱を周囲に伝えにくい物質。
逆を言えば外の熱の影響も受けにくい。
熱しがたく冷めにくい。
だから保温性や保冷性に優れていて、水筒などに使われているのだ。
だけど気温は様々なものの影響を受けているし、受けて然るべきものである。
人間の暮らしや地球環境という視点において、この測定法や測定値は本当に妥当なんだろうか。





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by yumimi61 | 2018-07-23 17:32
・日曜日に放送しているNHKのど自慢、2008年7月には群馬県沼田市にやってきた。うちの両親はその観覧に行った。その時にのど自慢の司会をやっていたアナウンサーが放送外でうちの奥さんは群馬県出身なんですとか言っていたらしい。
2011年9月には群馬県の桐生市にやってきた。この間書いた、まつもとかずやくんアナウンサーは、奥さんが群馬県出身のアナウンサーの後にのど自慢の司会をやっていたらしいのだが、桐生に来る前に司会を降板してしまったらしい。
で、来たのが群馬県出身の奥さんのアナウンサーだったとか。

・そういえば、武先生は桐生の出身だった。

・2016年にはNHKのど自慢が群馬県渋川市にやってきた。司会は現在の小田切アナウンサー。
この大会には母の友人が出演した。歌った歌は『東京だョおっ母さん』で、合格して小田切アナウンサーにハグしてた。
セミプロというかなんというか、歌謡ショーなどで前座を務めたりしている人なのだ。

・母の姉は老人施設でカラオケの先生をしている。


・犬を飼っているが、犬だけでお留守番をさせることがある。
すごく暑い時にはエアコンを入れた状態にして出掛けたりもする。
ある夏の日の事、帰宅したらエアコンが止まっていたことがあった。雷でブレーカーが落ちていたのだ。
エアコンを入れていかなければ、精一杯の暑さ対策をして出掛けるが、エアコンを入れていく時には快適温度設定していくのだからしない。
だからそれが止まったら逆に悲惨なことになる。
それでも雷が夕方や夜で帰宅時間に近ければよいが、午後の早いうちに雷があって、そのあと普通に晴れる日なんかはきついと思う。
うちのブレーカーが落ちてた日は夕方に雷雨があって、私の帰宅もそんなに遅くなかった。
近場に出掛けている時は雷の動向が分かったりするが、ちょっと離れてしまうと分からなかったり、(今いる場所が安定しているお天気だと)お天気の変化にまでは気が回らなくなる。
局所的に降る雨なんか同じ市内でも線を引いたように道が濡れている箇所とそうでない場所があるくらい。
あっちでもこっちでも暑くて雨も降らないという日もあるんだろうけれど、お天気って結構違ったりもするから難しい。

・夜になってからやはり雷でブレーカーが落ちたことがあった。その時は家にいた。
雷による停電は、ブレーカーが落ちずに自然に復旧する場合と、ブレーカーが落ちてしまったため自分でブレーカーを上げなければいけない場合がある。
だが自然復旧の停電が続いていたりすると、ブレーカーのことを忘れる。
その日、私はやけに停電が長いなあと思って窓から外を見まわしたら、近所の家々に電気が付いていた。
それでやっと「あっブレーカーが落ちていたのか」と気が付いたこともあった。

・ブレーカーって大概高い所に設置されている。ブレーカーが落ちてしまったら、身体の不自由な高齢者などは自力でブレーカーを上げることも出来ないかもしれないなあなんて思ったりもする。
まあ頻繁に起こることではないけれど。
西日本豪雨で、2階に避難すれば助かったであろうに足腰が悪くて2階に上がることが出来ずに亡くなったという報道があって、それもありがちだなあと思い、ついでにブレーカーも思い出したりした。

・エアコンで温度を下げるということは湿度を下げることにもなるので、エアコンを入れない状態よりも乾燥しやすい。人間の皮膚や粘膜も乾きがちとなる。
人間はもともと高齢になるほど身体の水分量を減らしていくものである。
高齢者と赤ちゃんはどちらも体温調節機能が働きにくいが、両者の身体の水分量は違う。高齢者は蓄えが少ない状態。
身体の中の水分は生命維持に重要な役割を果たしているので、エアコンで室内の気温を下げた場合にも意識的に水分補給が必要である。
トイレを心配して(トイレに行くこと自体が大変だったり、片付けてもらうのを気にしたり、間に合わないことを心配したり、おむつをしていたりして)、水分を制限する高齢者がいたりするので注意が必要かも。
身体の中の水分が体重に占める割合は、新生児・乳児期では70〜75%、成人男性で60%、成人女性で55%、高齢者では50%である。
成人女性の比率が成人男性の比率よりも下がるのは女性のほうが体脂肪が多いから。ということは、男性であっても女性であっても、通常よりも体脂肪が多い肥満の方などは水分比率を下げることになる。
同じ温度設定の部屋に年齢層も体格も体質も平熱も違う人がいる場合には、当然乾き方も乾きが与える影響も違ってくる。
エアコンの効いた部屋にいるから熱中症(脱水症)にならないとは言えないし、風邪をひいてしまう人もいます。
エアコンで体調を崩してしまう人がいるが、それは単に「寒い」「冷え過ぎ」という温度の問題だけではないのです。

・冬にはテレビ番組などでも取り上げられることが多いヒートショック。
冬の高齢者のリスクの代名詞のように扱われているが、温度差が問題なのだから冬だけのものではないし、高齢者以外にもハイリスクとなる人もいる。

ヒートショック
一般で使われている用語としては、ヒートショックとは急激な温度変化により身体が受ける影響のことである。比較的暖かいリビングからまだ冷たい浴室、脱衣室、トイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化にさらされて血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすおそれがある。高血圧や動脈硬化の傾向がある人がその影響を受けやすい傾向があり、なかでも高齢者は注意が必要とされる。

急激な温度(気温)の変化によって血圧が乱高下したり脈拍が変動し、結果、生命を落とすこともある。
生命を落とさなくても失神などが起こることもあり、失神が起こった環境によっては二次的に生命危機に繋がったり、高齢者などでは怪我によって寝たきりに繋がったりもしかねない。
温度が10℃以上違うとリスクが高くなると言われている。
例えば39℃や40℃も気温がある時に(報道される気温は芝生の上の直射日光が当たっていない場合の気温です)、部屋の温度が26度だったら10℃以上の差がある。

・暑い所から冷えた部屋に入ると「涼しい~」と一瞬気持ちはよいけれど、その温度差を怖いと感じることはある。
しかし少しそこに居ると、その温度に慣れて涼しさも怖さもなくなる。それが適温のような気がしてしまう。
順化って素晴らしいけれど怖いものでもあるのだ。(茹でガエル現象)
それで屋外に出れば今度は超暑い。
特別に体調変化がなくともあまりに落差が大きいと身体に良いことをしているとはやっぱり思えない。
プールや海やサウナ(&水風呂)なんかも同じことが言えるけれど。
順化はある程度鍛えられるが、誰もが同じように鍛えられるわけではないし、鍛えるには手順が必要で、当然限界というものも存在する。
しかもその順化も長い目で見た時に(要するに長生きに繋がるかどうかという視点では)、必ずしもそうとは言いきれない。

・先日暑い日に試しにエアコンの排水量を調べて見た。木造12畳用でそれより少し大きい部屋が26℃設定で冷やされていた。エアコンを継続使用している部屋。
エアコンの排水量は、湿度、家の状態(外気が入りこみやすい構造か)、部屋や家への出入り(開け閉め)、換気扇の使用、居る人間や動物の数、調理など火や水の使用の有無、エアコン使用の継続時間、洗濯物を室内干しにしているなどの条件によって変わるものであり、決まった数量はない(除湿能力による限界はある)。
私が計測した時は2時間で4.5リットルほど排水されていた。

・エアコンの誤解①
例えば6~8畳用というエアコンの意味は、木造住宅の場合には6畳、鉄筋コンクリート住宅(気密性が高い)の場合には8畳、に適しているエアコンということである。
木造住宅の6~8畳に適しているというわけでないので、木造8畳に使いたければ8~10畳のほうが適している。
また同じ畳数でもあっても日差しの差し込み具合(窓や庇の有無)、西日の当たり具合、気密・断熱性能によっても、エアコンの効き具合が変わる。
適さないエアコンを使用していれば、常にエアコンがフル回転でも設定温度どおりの温度にはならないことがある。心配な人は一度温度計で設定温度と温度計の温度を比べてみるとよい。

・エアコンでの誤解②
「最近のエアコンは性能が良いから小さいサイズ(例えば8畳なのに6畳用とか)で大丈夫」などと言う人がいるが、エアコンの冷房や暖房の能力は一昔前も今もほとんど変わっていない。
変わったと言われている(宣伝されている)のは燃費である。
省エネ(電気代がかつてより掛からない)タイプのエアコンは充実したが、冷やす能力や暖める能力が大幅にアップしたということではない。
同じパワーを少ない電気代で出すことが出来るようになったということ。
多少電気代が掛かってもよいから、1つ1つのエアコンのパワーをもっと上げてくれと言われても、それには限界がある。(パワーを上げたければランクが上のエアコンを選ぶ必要があり、エアコンの価格も当然高くなる)
最近のエアコンの性能が良くなったように感じる理由の1つは住宅側の要因。気密性や断熱性に優れた新しい家や賃貸住宅などではロスが少ない。
ロスが少なく効率重視で換気もしないとなると、いろいろと籠りやすいけれど。

・最近、出掛ける時もエアコンを切らずに運転させたままのほうが電気代が掛からず節約できるという話が流行っている。
電気代だけに限らず、帰宅時の不快感がなく快適ということもあるんだろうと思う。
でも誰もいない家や部屋のために、自分が支払う電気代を少しだけ節約するために、ほんの少しの快適を得るために、屋外には熱が排出され続けているということであり、環境的なこと(ヒートアイランド)を考えれば、とてもとてもエコとは言えない。

・エコはエコロジーの略。
エコロジー
①生物とそれを取り巻く環境の相互関係を研究し,生態系の構造と機能を明らかにする学問。生態学。
②人間を生態系を構成する一員としてとらえ,人間と自然環境・物質循環・社会状況などとの相互関係を考える科学。社会生態学。人間生態学。
③生態環境。自然環境。エコ。

家計の支出を減らすことや自分の快適を追求することを目的に何かするのがエコなわけではない。




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by yumimi61 | 2018-07-22 11:29

続続続続・気温(湿度)

今回は湿度についてです。
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6~9月の各月平均の相対湿度(単位:%)の戦後と戦前の変化を、東京と前橋で比べてみた。
東京と前橋の差はほとんどないと言ってもよいのではないだろうか。
戦前と戦後の比較では戦後のほうが低下している。

空気に含まれる水蒸気量が同じならば、相対湿度は気温が高くなるほど下がる。
気温が高いほど飽和水蒸気量(含むことが可能な水蒸気量)が大きくなるからである。
東京も前橋も戦前よりも戦後のほうが2度前後平均気温が上がっているのだから、戦前と戦後の水蒸気量が同じだと仮定すれば相対湿度が下がるのは当然のこととなる。
では水蒸気量は戦前も戦後も同じくらいだろうか?

水蒸気量に大きく影響を与えるのは海だろう。
海に囲まれた島国である日本は、広大な大陸内部に比べれば、放っておいても多湿環境にある。
さらに太平洋高気圧などの影響から暖かく湿った空気が流れ込みやすい。前線もできやすく雨が降りやすい。
そのほか森林や田畑や地面も水蒸気を発生させる。
もっと細かいことを言えば人間も常に水分(呼気・汗・尿など)を出している。
人間が暮らすことで発生する水分もある。化石燃料の燃焼時にできる水分やエアコンの排水など。

環境変化が水蒸気量に与えた影響はどんなものなんだろうか。
海に囲まれているという点については昔も今も変わらないが、例えば東京では森林や田畑が減り、人口が大きく増え、アスファルトやコンクリートも増えた。
水蒸気が増える要素もあれば減る要素もあって収支としては同じくらいと考えてよいのかどうか。


実は東京都と群馬県の両都県はどちらも年平均相対湿度が低く、「湿度が高いランキング」では最下位を競う間柄である。
高いのは日本列島の両端となる沖縄と北海道。
でも同じ都道府県内でも山の方と都市、あるいは地形などによって湿度って違うような気がする。
どこを基準に都道府県にしたのかという問題はある。
代表的な観測所1つの数値なのか、同一都道府県内のアメダス全部を足して平均を出したのか。
それとも同一都道府県内にはそれほど差異がないのだろうか。

統計メモ帳 年平均相対湿度
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これらの測定は地上にて手の届く範囲で行っている。
湿度減少は地上でのことだし、私が調べたのは東京と前橋と他いくつかだけ。
全国どこでも湿度が減少しているのか確認したわけではない。
霧は私達の生活圏にも立ち込めるものだが(霧の減少の報告はある)、雲はそんな下にできるわけではない。
雲は上空に出来て、雨は空の上から降ってくる。
つまり何が言いたいかというと、上空と地上付近では気温は違うということである。上空のほうが低い。
気温が低くなればなるほど飽和水蒸気量は減少する。
高温よりも簡単に飽和し水(液体)となる。空で液体となったら下に落ちるしかない。
私は前に「飽和水蒸気量が減少しているのでは?」「寒冷化では」と書いたことがあるが、それはそういうことである。
雨がどーっと降ることが多くなったのは上空で飽和水蒸気量を超えてしまうことが多くなったからではないかと思ったのだ。
飽和水蒸気量を超える理由は、これまでと水蒸気の量が変わらないとするならば気温が低くなったからと考えるしかない。
地上の気温の高さや湿度の低さに気を取られてしまうと見逃しやすいことではないだろうかとも思っていた。


「東京砂漠」は東京オリンピックの頃から始まった 東京の相対湿度の記録 2017/2/25
饒村曜 | 気象予報士/青山学院大学・静岡大学非常勤講師

東京砂漠
東京オリンピックが始まる数か月前の昭和39年夏、東京は異常渇水と猛暑にみまわれていました。7月22日から8月19日まで連続して真夏日が続き、8月には東京区部で1日15時間断水という異常事態となっています。
このときに生まれた言葉が「東京砂漠」で、その後、都会生活の味気なさを表現する言葉として定着しています。
また、昭和51年には内山田洋とクールファイブのヒット曲の題名にもなっています。

東京の相対湿度は、19世紀後半には年平均で70%台後半でしたが、次弟に減少し、東京オリンピックの頃から60%台前半となっています。近年は60%を切ることも珍しくありません(図3)。
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砂漠地帯の国での湿度の観測を行っているところは少ないのですが、リビアのトリポリで57%など、砂漠地帯の国でも、人が多く住んでいる場所での相対湿度は50%台です。
東京も砂漠の都市に近くなってきたと言えなくもありません。

※アンダーラインは私による。
真夏日とは最高気温が30℃以上。猛暑日は35℃以上。

1964年におよそ1ヶ月も連続して真夏日が続いたという話が書かれているが、話の中心は気温ではなく湿度である。
「卵が先か鶏が先か」ではないが、「気温が先か湿度が先か」、「冷房が先か温暖化(ヒートアイランド)が先か」ということにも通じてくる。
堂々巡りとなり根源が分からない(見えない)。ことによっては負のスパイラルに陥る。
でもどちらにしても双方は切っても切れない関係にあるということは言えそうである。

同じ水蒸気量で気温が上がれば相対湿度は下がる。これは気温を先にした考えである。
湿度の低下(水蒸気量の減少)を先に考えた時に、どうして気温が上昇すると言えるのかと言えば、空気中の水蒸気と二酸化炭素は太陽光を吸収して日差しを弱める効果があるからである。
空気に水蒸気が少ない状態(湿度が低い)時のほうが日差しは強い。太陽光が地面や地上の建物により強く届き、物質の温度を上げやすくなる。
そうした物質は気体よりも伝導性に優れていて熱しやすく冷めやすい。つまり熱を外側の気体に伝える。放熱するのである。だから結果的に気温も上がっていく。





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by yumimi61 | 2018-07-20 18:23